季節を問わず、老若男女を問わず、広く愛される国民食のラーメン。しょうゆ、塩、みその定番をはじめ、煮干しや鶏白湯(ぱいたん)などのスタイルも定番化してきましたが、ここでは「味噌(みそ)ラーメン」に焦点を絞って、都内で食べたい20軒を紹介します。札幌の老舗店、すみれと純連にルーツを持つ「純すみ系」や、オリジナルのスープがおいしい店など、寒い季節にぴったりなみそで体を温めましょう。
札幌の名店、すみれで修行を経た店主が江戸川橋にオープンした店、「三ん寅」。
2019年10月の開店から瞬く間にその味が話題を呼び、人気店となっています。看板メニューの「味噌らーめん」は、店主がすみれのラーメンを初めて食べた時に、衝撃を受けた味を再現。熱々で濃厚なみそスープの上に、ラードがたっぷりと乗った二層スープは黄金色に輝き、つやつやの麺との相性が最高です。
食べている途中にショウガを混ぜると、後味がさっぱりして最後まで飽きません。みその香り、甘み、ベースとなる豚のうま味など、「すみれ系」のスタイルを極めた印象を受けます。厚切りのチャーシューも歯切れが良く、みそ以外の「正油らーめん」「塩らーめん」も完成度が高いです。
都電荒川線の三ノ輪橋駅近くにある、「手打ち極太麺 ジョニーの味噌」。定番メニューは「ジョニーの味噌」で、個性の際立った一杯に仕上がっています。だしは豚のゲンコツが主体で、数種のみそだれは濃厚ながらキレのある後味。うどんのような縮れ太麺は自家製で、もちもちした食感が特徴です。スープと麺には粉末ショウガがかけてあり、アクセントがきいています。
ボリュームたっぷりの「ジョニーの味噌ドッカン盛り」は、具材にモヤシ、キャベツ、コーン、薄切りのチャーシュー、うま味が凝縮した味玉など具材がたっぷり乗ったメニュー。卓上の刻みニンニク、黒コショウと花椒(ホアジャオ)などの「味変」アイテムを使うのも楽しいです。
「カラシビ味噌らー麺・つけ麺 神田本店」は、真っ赤なスープと白みその風味が食欲をそそる「特性カラシビ味噌らー麺」が評判のラーメン店。動物系と魚介系を合わせたスープに4種類の唐辛子や花椒(ホアジャオ)を加えた、辛くてしびれるラーメンが味わえます。
辛さとしびれは5段階に調節でき、好みの味を楽しめるのも魅力。八角が香るジューシーで分厚い角煮が乗った『肉々カラシビつけ麺』も人気です。
その他、「東京、味噌ラーメン20選」では、自家製のみそを使ったスープが自慢のラーメン店や、食べ応えのあるワンタンがトッピングされたラーメンが食べられる店などを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
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