検索
連載

東京、異国情緒あふれるレストランタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 食べ物は、どこか別の場所に自分を連れ出してくれる最も身近な方法の一つ。故郷や海外旅行が恋しくなったとき、東京のレストランでの食事は、人々の味覚のパスポートになります。

 食の思い出は五感で感じるものです。今回は料理だけでなく、店のデザインや雰囲気にもこだわって選びました。メキシコのトルティーヤやオーストラリアのフラットホワイト、タイのカレーやシンガポールのチリクラブなど、都内でお気に入りのソウルフードが食べられる店を紹介します。


季節の食材をふんだんに使ったタコス

 三軒茶屋の「ロス タコス アスーレス」では、メキシコ北部出身のオーナーシェフ、マルコ・ガルシアが、メキシコ料理の香りと味を東京の食卓に再現しつつ、地元の食材を取り入れた料理を提供しています。

 料理は季節によって変わりますが、スモーキーな和牛のバーベキューやアユのグリーンサルサ和え、ヤギのチーズを使ったナスの炭火焼きなど、季節の食材をふんだんに使ったタコスが期待できます。ガルシアはオアハカから自家製のトウモロコシを輸入してトルティーヤに加工しているようです。

 クラフトのメスカルやテキーラはもちろん、地元のワインや日本酒も楽しめます。ノンアルコールなら、フルーツや花、野菜、ハーブなどで味付けされた水をベースにした、アグア・フレスカを試してみましょう。


オーストラリアのカフェ文化

 オーストラリアのカフェ文化のファンなら、誰しもフラットホワイトとアボカドトーストが恋しくなるはず。2008年にメルボルンに開店したチビ(CIBI)は、地元のメルボルン市民に和食の朝ご飯を提供していましたが、2018年にその逆のコンセプトを掲げる「チビ 東京店」がオープンしました。

 歴史ある谷中地区にある倉庫を改装した広々とした店内には、メルボルンのアンティーク家具が並び、その周りには日本の手工芸品が置かれています。

 メニューは、アボカドトーストにパセリ、ピンクペッパーコーン、レモンのほか、ソフトボイルドエッグ、ケッパー、ロケットをトッピングすることが可能。ランチには、さまざまなサンドイッチや新鮮なサラダが提供されます。オープンキッチンで焼くサワードゥやマフィン、ケーキの香りがアットホームな雰囲気を醸し出しているのもポイントです。


新鮮なハーブをふんだんに使った料理にスパイシーな味付け

 バンコクの近所にありそうなカジュアルレストランの雰囲気を再現した人気のタイ料理店、「ソンポーン」。浅草の裏通りにひっそりとたたずみ、赤や青を基調とした大胆な壁、明るい照明、籐(とう)の家具やタイの小物が入口に並んでいます。オーナーシェフはタイ北部出身で、新鮮なハーブをふんだんに使った料理にスパイシーな味付けが特徴です。

 歯ごたえと風味が豊かなレモングラスのサラダ「ヤムタクライ」や、鶏肉と野菜のライスヌードル「パッドシーイー」がおすすめなほか、タイ北部のスパイシーなココナッツカレーの麺「カオソイ」も人気があります。

 料金の割にボリュームがあり、レオやシンハーなどのタイビールと一緒に食べるのもいいでしょう。毎日深夜2時まで営業しているので、夜遊びの後には、いつでも心のこもった食事を楽しむことができます。

 その他、「東京、異国情緒あふれるレストラン10選」(https://bit.ly/35ko6hG)では、バナナの葉の上に盛られた南インド料理が食べられる料理店や、アメリカ南部とケイジャン料理の専門店などを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る