東京のかき氷シーンは、年を重ねるごとに盛り上がっています。多くの店が個性を打ち出すべく、これまでかき氷には使用されてこなかった食材や斬新な素材の組み合わせなどを駆使し、新しいメニューを次々に生み出しています。
一年中かき氷が食べられる店が増えたとはいえ、ベストシーズンは夏。ここでは、タイムアウト東京エディターで、かき氷を愛してやまないケイラ イマダ一部監修のもと、暑い日にはしごしてでも巡ってほしい店を紹介します。
2022年1月にオープンした、あずきとこおり。同店はミシュランの星付きフレンチレストランのフロリレージュで活躍したパティシエの堀尾美穂による、旬の素材を使ったかき氷とフレンチトーストの専門店です。
バーカウンター席では、堀尾がかき氷を作る様子を最前列で見ることができ、フレッシュフルーツのシロップや濃厚なクリーム、エスプーマの泡、ゼリーなどのトッピングに食べる前から胸が踊ります。
日替わりメニューは、甘いあずきと生クリーム、サクサクのメレンゲで構成されたかき氷「あずきとメレンゲ」など、5〜6種類のフレーバーを用意。このほか、季節限定フレーバーも注目です。7席の小さな店なので、公式ウェブサイトで予約してから訪れることをおすすめします。
氷舎 ママトコは、中野新橋の住宅街にオープンし、2021年に新中野に移転したかき氷店。店主は、年間1800食のかき氷を食べ歩いた「かき氷の女王」と呼ばれる原田麻子です。
おすすめは、酒かすと醤油を使った、甘じょっぱさがクセになる「お醤油くろみつみるくに酒粕クリーム」(1050円)。メニューは「白みそメープルみるくあずき」(1100円)のほか、季節や日によって変わります。感染防止対策のため、2人以下での来店となっているので気を付けましょう。
かき氷ライアンは、四谷の横丁にひっそりと佇むかき氷専門店。昼間はかき氷を販売し、夜はスナックに変身します。「いちご」「ベリーベリー」「いちじくハニーチーズ」「黒蜜きな粉金時」「マサラチャイ」など、定番ものから季節限定のメニューまでそろいます。
時期によっては「酒粕ティラミス」「キウイフルーツ」「マンゴーラッシー」「ずんだ」など、季節のトッピングも楽しめます。
かき氷はボリューム満点で、複数の味を試したい人はカスタマイズも可能。迷ったら、2つの味を楽しめる「相掛け」を注文してみましょう。予約は不要ですが、暑い季節にはちょっとした行列に出くわすかもしれません。
営業時間や定休日が変動するほか、メニューも日替わりなので、事前に公式Twitterでチェックしてから訪れましょう。
その他、「東京、かき氷30選」では、進化し続けるかき氷店をさらに紹介しています。ぜひチェックしてください。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
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