アートにあふれる街、東京。本記事では、2025月2月に行きたい無料のアートイベントを紹介します。スクリプカリウ落合安奈ら若手アーティスト6人によるグループ展や、アーティストユニット・米谷健+ジュリアの個展、窪塚洋介の作品など入場無料で楽しめるアート展を揃えました。
「ポーラ ミュージアム アネックス」で、若手アーティスト6人によるグループ展が開催。ポーラ美術振興財団の若手芸術家の在外研修に対する助成事業において、過去に研修を修了したアーティストを紹介します。
前期展「軌跡(ルーツ)を辿る」では、鎌田友介、武田竜真、スクリプカリウ落合安奈らの作品を展示。さまざまな文化的背景を持つアーティストが自身の内面や感情、価値観などを掘り起こし、表現の原点を見いだしていきます。
後期展「マテリアルの可能性」では、入江早耶、安西剛、多田佳那子の作品が登場。素材の特性を深く理解することで、その魅力を引き出しながら、ユニークな表現創出を追求しています。
「ポーラ ミュージアム アネックス展」は、2025年2月7日(金)から4月13日(日)まで開催予定です。
次に紹介するのは、日本人とオーストラリア人によるアーティストユニット・米谷健+ジュリアの個展「CRYSTAL PALACE」。3月16日(日)まで、「アート クルーズ ギャラリー バイ ベイクルーズ」で開催しています。ウランガラスで作られたシャンデリアのインスタレーション作品『クリスタルパレス:万原子力発電国産業製作品大博覧会』を展示中です。
米谷健+ジュリアは、さまざまな表現方法で、環境問題や社会問題を美的かつユーモアあふれる作品に変換し、国際的に高い評価を受けています。代表作である本作は、一点一点に原発保有国の名前が付けられており、作品のサイズは、その国の原発から作り出される電力の総出力規模に比例しているそうです。
ウランガラス特有の妖しくも美しい緑の光を、放ちながら照らし出す本作。世界中の産業政策と経済発展の影に存在する問題を鑑賞者に問いかけるでしょう。
アーティスト・窪塚洋介の東京初となる個展「身土不二」も見逃せません。2月11日(火)から4月4日(金)まで、「Akio Nagasawa Gallery Aoyama」で開催されます。
これまで大阪で2回の陶芸作品展を開催した窪塚。今回は陶芸作品に加え、自己の表現の幅をさらに広げ、ペインティングによる平面作品にも挑戦しました。
会期中は、窪塚本人が参加するオープニングレセプション、トークイベント、クロージングレセプションといった計4回のイベントも開かれます。チケット情報は、同ギャラリーの公式ウェブサイトで販売中です(先着順、売り切れ次第終了)。また、開催に併せて作品集も刊行されます。
アーティスト・窪塚の創造的探求がどのように展開されるかを心待ちにしましょう。
「東京、2月に行くべき無料のアート展8選」では、さらにアート展示を紹介しています。是非チェックしてみてください。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
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