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ヱビスが荒木飛呂彦とコラボ、恵比寿に巨大美人画が登場タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 2024年にオープンした「ヱビス ブルワリー トウキョウ(YEBISU BREWERY TOKYO)」で、漫画家・荒木飛呂彦による巨大美人画を展示する「美人画で巡るヱビス」展が、2025年2月13日(木)〜5月31日(土)の会期でスタートしました。『ジョジョの奇妙な冒険』で絶大な支持を獲得し、世界中の人を魅了し続ける荒木ならではのダイナミックな色使いと構図で、現代的で活力に満ちた美人画を展示。また、会場限定の特別なオリジナルビールも販売されます。


荒木飛呂彦による巨大美人画『ビーチパトロール』 Photo: Kisa Toyoshima

 「ヱビスビール」は1890年に誕生し、その後美人画を広告ポスターとして展開。当時の美的感覚が反映され、ビールの高級感と優雅さを表現した美人画は、特別な体験を提供するブランドとしての地位を確立するための力となりました。

 美人画は、ヱビスビールの歴史と伝統を感じる重要な要素です。会場では、当時の美人画を本展用に加工したものが公開されています。


巨大美人画『ウエスタン』 Photo: Kisa Toyoshima

 続いて、『ビーチパトロール』と『ウエスタン』という2点の荒木による作品が、躍動感あふれる3メートルの美人画として登場。今回、初めて美人画というものを描いた荒木は、「美人」の概念から考えたといいます。そして、自身の漫画に登場するような、力強く意思のある表情の、活動的な女性キャラクターを描きました。

 和服の柄に場面や背景が描かれているのもユニークです。ビビッドなオレンジ色に、太陽、イルカ、バナナといったトロピカル柄や、西部の荒野をイメージさせるウエスタンのモチーフがちりばめられています。

 ビールを飲んでいる人が、絵を見ながらどのように飲むかを想像し、ビールを楽しめる季節感や癒やされるシーンを表現したといいます。エネルギッシュで現代的な、全く新しいイメージの美人画には、「人生楽しくいこう、前向きに上がっていこう」という荒木のメッセージが込められているようです。


荒木書き下ろしの恵比寿様 Photo: Kisa Toyoshima

 また、ヱビスの象徴である荒木書き下ろしのおめでたい「恵比寿様」も登場。恵比寿様をデザインしたスタンプは、訪問記念になります。

 『ビーチパトロール』と『ウエスタン』がプリントされた缶ビール(数量限定)のほか、期間限定のグッズも販売。鮮やかで魅力的な美人画がプリントされたステッカーやTシャツ、トートバッグが並びます。ファンにはたまらないでしょう。

 また、荒木が命名した数量限定のオリジナルビール「受け継ぐ者」も、会場だけで特別に提供されます。「ビールは物語」をコンセプトとし、1000年以上の長い歴史を持つドイツのホップと、最新品種を組み合わせた爽やかな味わいです。

 解放感あふれる広い館内で、楽しくビールを味わいながら、美人画も鑑賞できる本展。改めてビールの歴史や文化を知りながら、心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 「ヱビスが荒木飛呂彦とコラボ、恵比寿に巨大美人画が登場」(https://x.gd/v6gn3)では、さらに情報を紹介しています。是非チェックしてみてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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