戦略コンサルタントの視点

IT業界、戦略の甘い買収はそろそろやめる時(2/3 ページ)

設備投資系:アジア最大級のパッケージベンダーを

 ソフトウェア・パッケージについては「有力パッケージベンダーを幾つか集積させた国内最大のパッケージベンダー」を志向するというものも想定されます。

 このことによる豊富な資金をベースとし中国をはじめとするアジアや新興国展開により、次世代のSAP(企業用ソフトウェア・パッケージの世界のリーダー企業)の地位を狙うという戦略です。

労働集約系:インドや中国の大手企業に買収されるのも一つの戦略

 労働集約型のビジネスとは、システム構築の受託開発や技術者派遣などが中心となっています。

 IT業界に構造変化「第2の繊維産業化」でも考えましたが、このビジネスはインド・中国などのオフショア開発ベンダーとの競争が激化し、特に中堅システムベンダーにとっては経営の舵取りが非常に難しくなっていくことになります。

 この環境下「インドや中国の大手ベンダーの傘下に自ら入ることによって、東アジアや日本担当の地位を確保する」といった戦略が、中堅システムベンダーにとっては現実的な選択肢として導出されてきます。

 この場合には、いかに早く自らを買収してもらうか、売却するかとが重要な成功要因となってきます。

印刷する
SNSでシェア

この記事の著者

関連記事

ITmedia エグゼクテブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら

ぜひこの機会にお申し込みください。

入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。

入会条件:
上場企業および上場相当企業の課長職以上

※入会は無料です

エグゼクティブコンテンツ

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia エグゼクティブ SNS

X @itm_executiveをフォロー

インフォメーション

注目情報をチェック

ITmediaエグゼクティブをフォロー