50代ミドルを輝かせるキャリア開発支援
50代社員の実像~その2(2/3 ページ)
転機の後の働き方=キャリアショックの後さまざまな問題のタイプが出現
役職定年のショックを経て、自律的な「仕事人間」への道が大切だと分かっていても現実の職場ではなかなか意識・行動の切り替えが進まず、問題社員となるケースも多い。図表‐2を見てほしい。「働く意欲」と「自己活用度」を高低軸で区分すると、4つのタイプに分けられる。その働き方は可能な限り自律した仕事人間として「生き生き現役」タイプであってほしい。が、現実にはその後の働き方として「ほどほど現役」、「現役固執化」、「定年前OB化」など問題のタイプも指摘されるところである。
・「ほどほど現役」タイプは、新しい環境や働き方に早くなじむが、強い情熱などはなく期待に応じた程度の働きをすればよい、という“割り切った働き方”をする人で、このタイプが最も多い。
・「現役固執化」タイプは、役職定年などの時期が訪れ、新しい働き方や後輩に道を譲る時期が来ても、ひたすら自分の流儀を貫くなど、過去の仕事スタイルを守ろうとする人である。一見、仕事熱心に見えるが、新しい環境への順応性、特に人間関係の構築に無頓着であり、“はた迷惑な働き方”をする点で組織管理者を悩ますタイプだ。
・「定年前OB化」タイプは、現実的にはまだ役職や専門職として活躍すべきポジションにあり、役職定年や実質定年にはまだ時間があるにもかかわらず、組織からの期待の減少や自己能力・気力の衰えの自覚から、主体的に行動せず、無難にやっていこうという無責任で“怠けた働き方”に陥る人だ。
現実には自己の活用や意欲・モチベーションに自己抑制や諦めがともなったり、待遇や付与される権限などの制約も多いことから、さまざまなタイプになることも仕方ないかもしれない。しかしながら、本来発揮してほしい働き方からいえば“もったいない働き方”であり、可能な限り是正したい。
50代社員が役職定年など、キャリアチェンジを迎えたとき、一人で来し方・行く末を「内省」し「キャリアビジョン」を描くには限度がある。そのため、多くの企業で「自己調整」と「その後の働き方」をテーマとしたキャリアデザイン研修や個別のキャリアカウンセリングが行われている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
ほんのちょっと心の持ちようを変えるだけで、人生も毎日も変わる
-
2
初心者向けの料理教室、男性受講生が過半数に 家庭での調理頻度も増加
-
3
「大企業は一朝一夕には変わらない」 NTTデータ冨安寛氏がAI時代に重視する原理原則
-
4
なぜ答えが揺れ、堂々と間違えるのか ―― 確率で動く生成AIの正体
-
5
イオン、フィジカルAIで物流改革 配送拠点の自動化率5割達成 深刻な人手不足に対応
-
6
経営と現場の板挟みになりがちなガバナンス、優先してやるべきことを明確に――リクルート 鴨志田昭輝氏
-
7
チェキの新製品、タッチパネル式大画面を初搭載 富士フイルムが2機種新発売へ
-
8
「仕方ないインシデント」まで全力を尽くせるか - さくらインターネット 江草氏
-
9
第55回:「誰が言ったか」で判断していないか──SNS時代、エグゼクティブに必要な「空気に逆らう力」
-
10
「現実にCtrl+Zはない」──フィジカルAI時代に企業が備えるべき新役務「AIスチュワード」とは
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー