日本式イノベーションの起こし方
ジョブズがいなくても、新しい価値は創造できる(2/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
日本企業こそがイノベーション創出のゆりかご
「和をもって貴しとなす」。その真意は、「道理を正しく見出すために、こだわりを捨て、議論を尽くす」ということにあります。道理というイノベーションを見出すために、こだわりという慣行を捨て、本質に立ち返り、徹底して議論し行動する。聖徳太子が制定したといわれている「憲法十七条」の第一条の冒頭にある、日本の原点ともいうべき言葉は、奇しくも日本人のイノベーションの可能性を示唆しています。
イノベーションの基となる言葉を考えてみましょう。漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット。こんな多種多様な記号を持つ言語は極めて稀です。表記の仕方も非常に柔軟です。タテ書きが基本ですが、ビジネス文書はほとんどがヨコ書きです。書籍は右開き、左開き自由自在。言葉のダイバーシティ許容度は世界一といってもいいでしょう。これを生かさない手はありません。日本は、「組織の中からイノベーションを起こす」前提条件を、古から有しているのです。日本の凄みと言ってもいいでしょう。
イノベーションは、役職や役割、年齢や性別、職種や業種、所属企業の売上や社員数などとは関係ありません。イノベーションとは「経済成果をもたらす革新」であり、変化を創りだすことだからです。激変する外的環境の中で変化を創りだすことは、全ての企業、全ての「ビジネスパーソン」に必要なのです。
変化は自ら創りだせる。変化を醸成することがイノベーションに繋がります。日本の組織こそが変化をつくり、イノベーションを起こすことに適しているのです。
- イノベーターは情念で行動する
- マネジャーはそれに共感し、盛り上げる
- 組織はプロセスをつくって資源を確保し、認知と称賛を繰り返す
- 経営者は慣行の外にでる
この4つを徹底すれば、ジョブズ氏がいなくてもイノベーションは起こせます。イノベーションを実際に起こしている日本企業と、アップルがそれを証明しています。あなたも取り組んでみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
日本式イノベーションの起こし方
スティーブ・ジョブズと日本企業の事例から紐解く組織の中からイノベーションを起こす方法。
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「大企業は一朝一夕には変わらない」 NTTデータ冨安寛氏がAI時代に重視する原理原則
-
2
初心者向けの料理教室、男性受講生が過半数に 家庭での調理頻度も増加
-
3
子供の夢をYouTuberからホワイトハッカーに! 具現化を進めるCISO - GMO 牧田氏
-
4
なぜ答えが揺れ、堂々と間違えるのか ―― 確率で動く生成AIの正体
-
5
ほんのちょっと心の持ちようを変えるだけで、人生も毎日も変わる
-
6
イオン、フィジカルAIで物流改革 配送拠点の自動化率5割達成 深刻な人手不足に対応
-
7
経営と現場の板挟みになりがちなガバナンス、優先してやるべきことを明確に――リクルート 鴨志田昭輝氏
-
8
「世界のベストバー50 2026」に東京のバー2軒がランクイン
-
9
第55回:「誰が言ったか」で判断していないか──SNS時代、エグゼクティブに必要な「空気に逆らう力」
-
10
コミュニケーションの質が一変! 心理カウンセラーの「聞く技術」とトレーニング法
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー