ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術

「ストレスはよくない」と思うことが、ストレスになる(1/2 ページ)

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」バックナンバーへ。

ストレスには、一流と二流がある

『一流のストレス』

 「どうしたら、ストレスを取り除くことができますか」と、経営者の方から、相談されました。

 この相談には、2つの悩みがあります。

(1)部下の悩みを取り除きたい。

 部下が悩んでいると、生産性が下がります。さらには、休職したり、離職したりすることにつながります。部下のストレスを減らすことが、リーダーの役割なのです。

(2)リーダー自身のストレスを取り除きたい。

 会社で上に行けば行くほど、ストレスは減るどころか、増えていくのです。組織の中で、最もストレスを抱えるのが、経営者なのです。

 ストレスに悩む人の根底にあるのは、「ストレスは、そもそもいけないものだ」という思い込みです。

 少ししんどくなると、「私はストレスを感じている」と判断します。全てのうまくいかない原因を、ストレスのせいにしているのです。

 ストレスには、「一流のストレス」と「二流のスレトス」があります。コレステロールに「善玉コレステロール」と「悪玉コレステロール」があるのと同じです。

 コレステロールも、昔は全てよくないものとされていました。今の医学では、コレステロールがある程度ないと、免疫力が下がったり、精神的にダウンしたりすることがだんだん分かってきました。

 それと同じように、ストレスも、全くなくなるとよくないのです。ストレスに対する意識を変えると、ストレスとうまくつきあえるようになります。ストレスを味方にできれば、その人はもっと成長していけるのです。

 一流のストレスを持ちましょう。

「ストレスはよくないこと」と思うことが、ストレスになる

 ストレスで苦しんでいる人は、自分がストレスを感じていることにすでに気づいています。上司、お客さま、仕事の量、家族、新しい環境など、全てのことにストレスはあるのです。

 誰でも、初めての環境ではストレスを感じます。かといって、同じところに居続けても「退屈」というストレスがあります。刺激のないこともまた、1つのストレスなのです。そう考えると、ストレスを避けようとするより、ストレスとどうつきあうかが大切です。

 ストレスをマイナスにしないで、いかにプラスにしていくかです。ストレスをマイナスにしている人は、「ストレス」イコール「よくないこと」と思い込んでいます。その思い込みが、ストレス自体より問題です。

 「自分はストレスを感じている」ということが、ストレスになっているのです。

 ストレスを「気持ちいい」と感じる人は、ストレスがマイナスにはなりません。ストレスをどう解釈するかで分かれるのです。

 ストレスは、別の言葉に置きかえると、「負荷」です。ジムで持てる以上の重さのバーベルを持とうとしたり、マラソンに出場して前のタイムより速く走ろうとしたりするのは、全て自分に負荷をかけています。そうすることによって、その人の能力はどんどん上がっていきます。

 ストレスがあるからこそ、人間は成長していけるのです。

印刷する
SNSでシェア

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

関連記事

ITmedia エグゼクテブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら

ぜひこの機会にお申し込みください。

入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。

入会条件:
上場企業および上場相当企業の課長職以上

※入会は無料です

エグゼクティブコンテンツ

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia エグゼクティブ SNS

X @itm_executiveをフォロー

インフォメーション

注目情報をチェック

ITmediaエグゼクティブをフォロー