ネガティブな思考をする部下に悩む上司:ビジネスマンの悩み相談室(3/3 ページ)
暑い夏がようやく終わり、やっと秋を迎えた。秋は人事異動の季節でもあり、新しいチームでスタートをするという人もいるだろうか。
ダメな人間と思い込む人
余談になるが、最近ある記事を読んでいて、衝撃を受けた。高校生に対して行った調査の記事である。現在日本には337万人の高校生がいるそうだが、3人に2人が「自分がダメな人間だ」と思い、10人中7人が「あこがれている人がいない」と答えているというものである。多くの高校生が、既に自分の存在をネガティブな意味合いで決めつけいる実情を知ると、日本の将来が心配になる。
部下も決めつけないし、周りの人も決めつけてもいけない。そして、何よりも自分を決めつけてはいけない。人間は優秀な脳を持っている。その脳をうまく生かせるように、その取り扱い方法を見直してほしい。
お伝えしたことを参考にしながら、部下を育てる姿勢を持って、ネガティブな思考をする部下と接し、成果を上げてほしいと願っている。
著者プロフィール
細川馨(ほそかわ かおる)
ビジネスコーチ株式会社代表取締役
外資系生命保険入社。支社長、支社開発室長などを経て、2003年にプロコーチとして独立。2005年に当社を設立し、代表取締役に就任。コーチングを勤務先の保険会社に導入し、独自の営業システムを構築、業績を著しく伸ばす。業績を必ず伸ばす「コンサルティングコーチング」を独自のスタイルとし、現在大企業管理職への研修、企業のコーポレートコーチとして活躍。日経ビジネスアソシエ、日経ベンチャー、東商新聞連載。世界ビジネスコーチ協会資格検定委員会委員、CFP認定者、早稲田大学ビジネス情報アカデミー講師。「ビジネスマンの悩み相談室」は電子書籍でも配信中。「自分は頑張っていると主張する部下に悩む上司」「ぬるい部下に悩む上司」「若い人には横から目線で共感する」(各250円)
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