池尻大橋に昨年新しいコーヒーショップがオープンしたと聞き、タイムアウト東京編集部が訪れてきました。ショップの名前は、「P.N.B. Coffee」。デンマーク出身のピーター・ブルがオーナーです。
コーヒー豆はすべてデンマークのロースターの「コーヒー・コレクティブ(Coffee Collective)」と、「ラ・カブラ・コーヒー(La Cabra Coffee)」。どちらのコーヒーも日本で飲めるのはここだけです。ピーターがこの2つのロースターを選んだのは、もちろん彼がデンマーク出身だということもありますが、決め手となったのはどちらのロースターもコーヒー豆の生産者とダイレクトトレード(直接取引)をしているということ。フェアトレードのさらに25%の金額を上乗せしていることが特徴です。
「スペシャリティコーヒーはポピュラーになってきているけれども、普段コーヒーを飲むときに、今自分たちがコーヒーを飲んでいる場所のことだけでなくて、どこでコーヒーが作られているのか、誰がコーヒーを作っているのか、もっと生産者のことを考える文化になっていったらいいと思うんだ」とピーターは話し手くれました。
「P.N.B. Coffee」では、ラテやカプチーノは提供していません。どちらのロースターも浅煎りのコーヒー豆が特徴で、ミルクを合わせるよりもそのまま飲むのに向いているからです。淹れ方は、カリタのハンドドリップか、北欧を中心にメジャーとなっているエアロプレスから選ぶことができます。自分でリクエストしてもいいし、豆にあった淹れ方を聞いてみてもいいですね。
その他、「デンマークと東京のコーヒーカルチャーが交差する、P.N.B. Coffee」では、店内も写真とともに紹介しています。この数年で東京にスペシャリティコーヒーの店が増加し、コーヒー好きにとっては行きたい店リストが増えるばかりですが、そこにぜひP.N.B Coffeeも加えてみてはいかがでしょうか。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えのもと、日本の優れたヒト・モノ・コト・コンテンツ・サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。
関連記事
- イアンのイギリス料理を食べる
- 冬はチョコレートに限る
- 肉食の喜びを味わう
- ロマンチックに滑る
- ヘルシーに食べる
- 丸ごと一羽買う
- 国際都市のソウルフードを頬張る
- クリスマスのプランを練る
- クリスマスアイテムを探しに行く
- 銀世界で飲む
- 絶品バーガーを食べる
- 買うより作る
- きらめく街に繰り出す
- 和牛の鍋で温まる
- 元花街をリーズナブルに満喫する
- スヌーピーのカフェで休憩する
- カカオを愛する
- ランチは広尾で食べる
- 革新的なビールを味わう
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.