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甘いサンドイッチに満たされるタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 フルーツサンドは、ただかわいい食べ物ではありません。果物は熟度を調節しながら食べごろのものを使用していたり、使うフルーツによってクリームの糖度を変えたり、相性の良いパンを研究したり、作り手の丁寧で繊細な作業の積み重ねにより、作り上げられているのです。フルーツサンドを食べられる店は東京だけでもいくつもありますが、ごろっとタイプや細切りタイプなど、果物の切り方1つとっても店によって全く異なり、それぞれの特色やこだわりを感じられるのもまた面白いところ。ここでは、都内にあるフルーツパーラーやカフェ、ベーカリーなどで提供されている一押しのフルーツサンドを紹介します。


この美しい断面は、毎日研いでいる包丁を使用するから

 まず紹介するのは、代官山にあるカフェ「珈琲日記」。同店のフルーツサンドでまず伝えたいのは、ビジュアルの素晴しさ。初めて珈琲(コーヒー)日記を訪ねた際、写真を撮って良いか店主に尋ねると「もちろん良いですよ。パサパサになっちゃうんじゃないかなってくらい撮っている人もいますから」と笑いながら話してくれたが、そのくらいカメラを向けたくなるのも納得です。この美しい断面は、毎日研いでいる包丁を使用するのはもちろん、熟度を管理し、全てのフルーツの柔らかさをそろえることによって実現できるものだそうで、丁寧な仕事ぶりもうかがえます。生クリームは、フルーツよりも糖度をかなり低く設定したマスカルポーネ入りのものを使用。パンも、しっとりとしたおいしいものを使用すると最後にパンのうまみが勝ってしまうため、あえて水分少なめのパサっとしたものを用いています。フルーツサンドは、あくまでもサイドメニューとしながらも、味、見た目ともにこの完成度の高さには驚きです。


パンはふわふわモチモチの特注を使用

 フルーツサンド好きであれば「ザ 東京フルーツ パーラー」は絶対に外せません。ここでは、フルーツと真剣に向き合ったこだわりの「フルーツサンド」が楽しめます。フルーツは実際に全国各地に足を運び厳選した上質なものだけを使用。鮮度を大切にしたいものは採りたてを、逆に採ってすぐだと酸味が強いミカンなどはあえて時間を置いてから使うことで、ベストな状態のフルーツを提供しています。フルーツによって糖度が違うため、生クリームは季節ごとに、取り入れる果物に合わせて作られています。この丁寧な仕事が、フルーツ本来の甘さや酸味を最大限に生かしているのです。もちろんパンまで抜かりなく、同店のフルーツサンド用に焼いてもらっている特注のものを使用。ふわふわモチモチのパンが、さらに我々の幸福感を高めてくれます。


特別な日に大切に食べたい一皿

 最後は「タカノフルーツパーラー 新宿本店」を紹介しましょう。ブームに乗ってさまざまなフルーツサンドが登場していますが、同店のフルーツサンドは、耳を切った食パンに甘さ控えめのホイップクリーム、新鮮なフルーツがサンドされた理想通りの王道スタイルです。りんとしたたたずまいと洗練された上品な味わいは、老舗だからこそ出せるもの。気軽にというよりも、特別な日に大切に食べたい一皿です。併設されたフルーツバーは平日でも多くの人でにぎわっているので、フルーツサンドだけをめがけていくのであれば、比較的ゆったりできるフルーツパーラーがおすすめです。

 このほかの詳しい情報は「東京、フルーツサンド10選」で紹介しています。みずみずしいフルーツに、ほんのり甘いクリーム、そして美しい断面。我々をこれ以上幸せにしてくれる食べ物はほかにあるでしょうか。季節の果物を使用している店も多いので、年間を通してフルーツサンドの世界を堪能してみてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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