アマンの創業者、エイドリアン・ゼッカが手掛ける旅館が尾道にオープン:タイムアウト東京のオススメ
東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
2021年3月1日、世界的リゾートブランド「アマン」の創業者、エイドリアン・ゼッカが手掛ける旅館、アズミ 瀬戸田(Azumi Setoda)が広島県尾道市瀬戸田にオープンしました。
銭湯と旅籠が一体となった街の交流地、ユブネ(yubune)も同時開業。同宿は日帰り入湯が大人900円から可能で、ゼッカが追求する日本伝統文化の新たな表現を、幅広い価格帯で体験できる宿となっています。
アズミ 瀬戸田は、明治初期に建てられた旧堀内邸を改装したもの。京都に拠点を置き、伝統的な日本建築に精通する六角屋の三浦史朗が手掛けました。天井まで約9メートルある開放的なダイニングなど、現代的なたたずまいながら、元の建築様式を生かすことで「まるで邸宅に招かれているような」心づかいを表現しています。
約50〜70平方メートルの22室ある客室は、それぞれが垣根で仕切られ、個別に設計された坪庭が望めるプライベートな空間です。坪庭は造園設計集団、和想デザイン(WA-SO Design)によって客室から一体につながる自然を楽しめるよう設計されました。その他、あずまやとギャラリーなども完備しています。
料理は地元の旬の食材、特に魚介類やかんきつ類、野菜が楽しめます。古くから瀬戸田が海上交易の要所であったことからアジアやペルシャなどをほうふつとさせるハーブやスパイスを使ったメニューも用意。また、旧堀内邸で保管されていた食器類も使われ、食卓に彩りを与えています。
別棟のユブネは、約20〜30平方メートルの客室が14室と、男女別の浴室とサウナ、湯あがりラウンジを完備。浴室には、美術家のミヤケマイによる瀬戸内海の情景が描かれた銭湯壁画が施されています。男湯は昼、女湯は夜と異なる二つの壁画は疲れを癒やすだけでなく、視覚的にも安らぎを与えてくれるでしょう。季節に合わせて、瀬戸田ならではのレモン風呂や塩の湯などのサービスも実施。
また、旅館ではサイクリングツアーや、瀬戸田の特産品であるレモン狩りなどの体験ツアーも用意しています。世界的ホテリエ、ゼッカのもてなしを堪能しながら地域の魅力に触れられる旅館に一度、訪れてみてはいかがでしょう。
その他、「アマンの創業者、エイドリアン・ゼッカが手掛ける旅館が尾道にオープン」では、さらに詳しい情報を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
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