ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
『実践するドラッカー』誕生秘話~実践に込めた想い(1/3 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」のバックナンバーへ。
40回読む価値のある本
わたしには、40回読んでいる本があります。初代はボロボロで、ひっそりと書棚で休んでいます。著書名は『経営者の条件』。わたしの人生を変えた本です。この本との出合いは1995年。企業再建を請け負う現場でもがき苦しんでいた時期に手にした1冊でした。特に印象に残ったわけでもなく書棚の一角で忘れさられていました。
再会は、わたしが社会人として大学院に通いだしたときでした。ゼミの一環として行われた「読書会」で取り上げた一冊でした。衝撃が走りました。もっと早く出合っていれば……。
この本は1966年に世に出されていたのです。著者はP.F.ドラッカー。その本の冒頭部分にはこうあったのです。「成果をあげる人に共通するものは、つまるところ成果をあげる能力だけである。成果をあげることは一つの習慣である。実践的な能力の集積である。実践的な能力は修得することができる」。
「成果をあげる能力」に出会う
わたしが衝撃を受けたのは、「成果をあげる能力」という考え方でした。そんなものが世の中にあったのかと。
それは本当に役に立つのか? 2002年からわたしのささやかな実験が始まりました。成果をあげる能力は次の5つです。(1)時間を管理する、(2)貢献を重視する、(3)自らの強みを生かす、(4)最も重要なことに集中する、(5)成果の上がる意思決定をする。難しい言葉が並んでいるわけではありません。読めばそれなりに理解できます。しかしそこに大きな落とし穴があったのです。最初はそのことに気づきもしませんでした。
まずわたしはそれぞれの能力の理解に努めました。たとえば時間管理について述べた章の冒頭部分には、「成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする」とあります。数回読んだとき突然その真意が理解できました。成果をあげる者は仕事のスケジュールからスタートしない。時間の創造からスタートすると読まなければならないのだと。
それまで行っていたことがスケジュール管理であり、時間の管理をまったくしていなかったことに愕然としました。 理解を深めていく過程で成果をあげる5つの能力は、どれも簡単そうに見え実はとても奥が深いと気づきはじめました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
日本とアジアの植物文化を編み直す拠点「大多喜有用植物苑」が千葉にオープン
-
2
ビジネスもセキュリティも「数字で示すしかない」 - JERA CIO兼CISO 行徳セルソ氏
-
3
セキュリティは「使えてなんぼ」 認証との偶然の出会いから22年 - NTTデータ 星野氏
-
4
第1回:到来した「自律型AI時代」
-
5
第50回:なぜ「優秀なマネジャー」ほど経営に嫌われるのか
-
6
器の大きい人は、メールラリーを、相手のメールで終わらせる度量がある
-
7
新幹線にスマホ10台! 説明前にまず自分で確かめる - Zimperium 成田氏
-
8
50代で退職したらどうなる? 辞めてはいけない4タイプ
-
9
フジテレビが「アドレッサブル広告」開発 商用化に向け技術実証加速
-
10
AI画像認識で検査効率化、技能継承やロボ自律制御にも活用へ 東芝総合研究所の落合誠所長
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー