ビジネスマンの悩み相談室
失敗した部下を激しく叱責する上司(2/3 ページ)
失敗に対してどう対処するか
部下が失敗をしたときにどんな対応をとっているだろう。以下に当てはまるものはあるだろうか。
- 前の失敗を口にする
- 失敗と評価をつなげる(「評価が下がるぞ」)
- 人格を決めつける(「失敗ばかりする奴だ」)
- 「だからわたしのことを聞いておけばいいのに」と言う
- 「クライアントから叱られたではないか。どうしてくれるんだ。何をやっているんだ」
と怒鳴る。当てはまるものがあるだろうか。察しのとおり、これはもちろん悪い例である。このようなことをしていたら、部下も自分も同じ失敗を繰り返し、組織として成果を残すことはできないだろう。
部下が失敗をした場合、次のような対応をとるべきである。
<良い例>
- 関係者の視点に立って考えさせる(「君の失敗によってお客様や周りの人はどうなると思う?」)
- 失敗した理由について自分で分析させる(「なぜ失敗をしたと思う? その理由を分析してみたら」)
- 「失敗を生かし、二度と同じことをくり返さないためにはどうしたらいいと思う?」と聞く
- きちんと部下が失敗を認識したらそれについてはそれ以上指摘しない
- 将来に生かすメッセージを発する
失敗したいと思って失敗する人は1人もいない。何かしらその失敗が起こる原因があるはずである。その原因を突き止めなければ、同じことを繰り返すだけである。
まずは、失敗をおかしたことによって迷惑を被った人に焦点を当てる。X君の場合、クライアントのHさんがどんな状況になったかを考えさせる。
「商品が届かなかったHさんはどうなったと思う?」
次に、失敗した理由について部下に分析させるのだが、ここでは「真の原因」を探ることが大切である。X君の場合、提案書を作らなければいけなくなったということは真の原因ではない。急な提案書を作るということが起きても、約束を忘れないような仕組みがないことが問題である。
その失敗を繰り返さないためにどうすべきか。X君の場合、例えば、その日にやるべきことをメモしてわかるところに張っておく、メールで知らせる機能を利用するなど、対策を講じる。
そして部下が失敗を認識したら、それについては二度と口をしてはいけない。失敗した本人が反省したならば、それを繰り返し言うようなことはしない。最後に、「今回の失敗を今後に生かしてほしい。期待しているよ」と将来に生かすメッセージを言えたら最高である。
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