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優秀な人材がイノベーションの源泉――ワークスアプリケーションズ牧野CEOの人材戦略トークライブ“経営者の条件”(5/5 ページ)

人材を大切にする会社、あるいは「働きがいのある会社」とは、普通の会社と何が違うのか。会社を興して以来一貫して「人材獲得」にこだわり続けている経営者の考えを聞いた。

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コストの高い日本のITを世界水準にしたい

 牧野氏らがワークスアプリケーションズを興したのは、世界的な水準に比べて日本のITコストが高いという現実を変えたい、との思いからだ。

 「日本でも、ITコストを世界と同じようなレベルにしたい」と牧野氏は言う。

 実際、かつて大手企業の基幹系などはスクラッチ開発が当たり前だった。それを低コスト、かつ効率的に利用できるようにと作られているのがERPである。

 「ERPの主要ベンダーといえば欧米の大手2社。これらが世界市場を握っており、対抗できるERPベンダーは日本にはいなかった。だから、日本にも彼らに匹敵するERPベンダーがあるべきだと考え、会社を興した」(牧野氏)

 当然、目指すのは主要ベンダーの座だ。今後、ワークスアプリケーションズが目指すポジションは、「少なくとも世界3位」(牧野氏)だという。

 「私は、少なくともあと10年は経営をやるつもり。その間には、世界ナンバースリーには入っていたいと考えている。ワークスアプリケーションズがなくなったとしたら、困るのは日本の大企業各社。なので、ベンチャーからメガベンチャーへと成長させていく必要がある」(牧野氏)

 牧野氏にとって、ワークスアプリケーションズの成長は、自社のためだけではない。顧客企業、ひいては日本経済のために役立つものという考えが、その根底に流れている。

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