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マジックで心の豊かさを10倍に!――6つのポイントで信頼関係を構築するITmedia エグゼクティブ勉強会リポート(2/2 ページ)

初めて会った相手の心を引きつけるためにはどうすればいいのか。より良いコミュニケーションで、相手との信頼関係を築く6つのポイントをオーロラ・ビジネススタイル研究所 代表である野口雅代氏が紹介する。

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 この状況を無意識にやっている可能性がある。例えばPCに向かっているときに部下から話しかけられると、PCに目を向けたまま返事をすることがあるだろう。アイコンタクトがなければ楽しい会話も難しく、仕事の話しはさらにだ。相手が話を聞いてくれると心地よいものである。何気ない会話は場を和ませ、話しを円滑にすることができる。

 思考が現実になるという言葉を聞いたことがあると思うが「絵に書いたビールでも、飲みたいと強く願えば本物になる」と野口氏は話し、紙に描いたビールを実際のビールに変えるマジックを披露した。こうしたマジックは、多くの人に喜びを与えることができる。

 「皆さんは、喜びをうまく相手に伝えられているだろうか。喜んでもらえると嬉しいので、さらに喜ばせようと努力する。喜びがうまく伝わることで、お互いの関係も深まることになる」(野口氏)

その4:相手の心をつかむ雑談力

 相手の心をつかむためには雑談力が有効になる。しかし雑談力といわれても、何を話せばいいのか分からない人は多いだろう。何気ない会話は緊張感をほぐすことができる。雑談に困らない魔法の言葉がそれぞれ行動の頭をとって“きにするかどうか”。これがあれば相手との会話のきっかけがつかめるはずである。

 沈黙を恐れる人も多いが、雑談が途切れない会話のテクニックが「オウム返し」「アクティブリスニング」である。例えば、相手が「映画を見に行った」と言えば、「映画を見に行ったのですね?」と答え、「○○を見てね」と言えば、「○○を見たのですね。」と答えるように同じ言葉を返すだけでも雑談は途切れにくい。

 野口氏は、「共通点を見つけることで、親近感が生まれ、公私ともに仲良くなることができる」と話している。

その5:人間関係を良くするコミュニケーション術

 人間関係を築くためのコミュニケーション術として、マジックコミュニケーションを実践している。野口氏は、「トランプやコインなど、さまざまなカテゴリがあるが、マジックが嫌いな人は少ないので関心を持ってもらえる」と話す。

 「右手で持っていた1円玉を一瞬にして500円(500倍)にするというマジックがある。タネ明かしすれば“なぁーんだ”というほど簡単なものだが、相手を喜ばすことができる。常に相手を思いやり、相手を喜ばせる心気持ちが大切」(野口氏)。

 その後、4人のグループで、1人をほかの3人が思ったとおりに褒めあう承認ワークショップを実施した。人には、認められたい、褒められたい、愛されたいという承認要求があり、褒めることは重要である。

その6:一期一会を大切に!

 「常に、この人と会うのはこれが最後かもしれない、この人にまた会いたいと思ってもらうために、どうすれば相手に感激や感動が与えられるかを考えること。」(野口氏)

 そして最後に成功のためには好きなことを楽しくやるのが一番。失敗してもやり直せばよい。最後まであきらめないことが重要とマジックと笑顔で締めくくった。

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