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本場メキシカンの味を堪能するタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 メキシコと聞いてまず思い浮かぶものはその代名詞ともいえるタコス、そしてテキーラでしょう。ハリウッド映画やアメリカのドラマシリーズで見かけるメキシコのギャング、麻薬組織などの印象もあり「陽気だけど治安が悪そう」といったイメージを持つ人もいるかもしれないです。実際、東京と比べて治安は良いとはいえませんが、メキシコはアートやガストロノミーの分野だけにとどまらず、さまざまなフィールドから注目されている国の一つです。

 そして、東京にも多様なスタイルのメキシカンダイニングやバーが、近年続々とオープンして、にぎわいをみせています。ここでは、東京在住のメキシコ人がすすめる本格派レストランなどを紹介します。


故郷の味に一番近いレストラン

 六本木にある老舗メキシコ料理屋のアメンロ ラ フィエスタ。自由が丘でもファンが多かったレストラン、ケリコ! でオーナーを勤めていたメキシコ出身のジェシカ・ラボルデがシェフを務める一軒です。日本のメキシコ料理界のパイオニア的存在ともいわれるジェシカがふるまうのは、トウモロコシをすりつぶして作る「タマレス」や、メキシコで愛されている野菜たっぷりのコーンスープ「ポソレ」などのメキシコ郷土料理。故郷の味に一番近いレストラン、と東京に住むメキシコ人の間で話題の一軒です。


1993年創業の老舗

 原宿駅と明治神宮前駅から歩くこと10分近く、日本では見かけない重厚な外観が目立つメキシコ料理店のフォンダ デ ラ マドゥルガータ。広い中庭も趣があり、1993年創業の老舗で20年以上通い続けているファンもいます。 「グァガモーレ」や「ナチョス」「ケサディヤス」「セビーチェ」などの前菜に、タコスや肉のグリルなど定番のメニューをメキシカンビールやワイン、カクテルとともに提供。 ディナータイムにはギターを持った3人組の楽団、マリアッチが歌いながら客席を順に回るのが同店の名物です。


目玉はタコスメニュー

 三軒茶屋駅にあるロス タコス アスーレス。南米と聞いてイメージするようなにぎやかなムードと少し異なり、店内はシックな青を基調とした大人のカフェのような雰囲気。 同店の目玉はタコスメニュー。トルティーヤ生地を手作りしているのはもちろん、生地に使う粉も、原料のトウモロコシからメキシコ原産の在来品種のものにこだわり、メキシコから輸入し店内の臼でひいて自家製粉しています。近隣の住民やカップル、ファミリー客などが通い、ピークを外した時間でも客が絶えない人気店です。基本はディナーのみ営業で、予約は不可(ディナーのコースの場合予約可)。

 その他「東京、本場の味が楽しめるメキシコ料理店」では、バーやショップも含めたメキシコを感じられる場所を紹介しています。秋の訪れを感じる今日この頃、メキシコ料理で熱い夜を過ごしてみてはいかがでしょう。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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