大手町からわずか15分。西葛西は、IT系技術者のインド人のビジネスマンが多く住むエリアです。ほかのエスニックコミュニティーと違い、ヒンドゥ語の看板も目立たず、観光的な要素はなく、街に自然となじんでいます。本格的なインディアンレストランが点在し、インド系ファミリーの日常に寄り添った店が多いです。東京では珍しい家庭料理やスイーツ、食材店などもあるので、旅する気分で散策しましょう。インド料理がカレーとナンだけでないことに驚くはずです。
アムダスラビーは、素材を生かし、スパイスを効かせた南インド料理の人気店です。マナガツオのカレーなど最南端のタミル地方の料理も試すことができます。 クリスピーなインド版クレープに、トマトやココナッツのチャツネやじゃがいものカレーを包んで食べる「ドーサ」など南ならではのメニューも多く、セットメニューの「サウスインディアンノンベジ ターリ」(1250円)はいろいろ味わえておすすめです。ビリヤニやカレー数種、前菜からデザートまで並ぶ週末のビュッフェは1200円で、遠方からもスパイスマニアたちが駆け付けます。
ムナル レストラン&バーは、スパイシーなつまみで気軽に飲めるのがうれしい、スパイシー居酒屋です。生ビールやサワー、ハイボールも390円、定番のカレーやサモサはもちろん、スパイスをきかせた炒め物の「チョイラ」や「蒸し餃子」「モモ(餃子)」なども充実しているので、大勢でわいわいと楽しめます。中でも鉄板でジュージューに焼かれた「ティッカ」や「シークカバブ」は絶品です。カレーとナンが食べ放題、飲み放題付きで3490円という驚愕のパーティープランもあります。
シャンティ紅茶は、元インド政府紅茶局広報官、シャンティスリ・ゴスワミがプロデュースする紅茶専門店です。ホテルやレストランの業務用など卸売業がメインですが、要望に応えて西葛西の本社では小売りも展開しています。300種以上もあるフレーバーティやハーブティの中から、自分好みの風味を探し出すのが楽しいでしょう。なかには桜など和菓子にも合うという紅茶もあります。自宅で気軽に楽しめるチャイなど、インドの紅茶専門店ならではの品ぞろえで、紅茶の楽しみ方を学べます。
その他「西葛西、プチインド旅行ガイド」では、西葛西のインド文化が楽しめるスポットを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
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