グローバル時代を生き抜くスマートリーダー術
検討しますという日本人、すぐ決める外国人(1/2 ページ)
前回から「グローバル時代を生き抜くスマートリーダー術」というテーマで、大学院で学びつつ、外国人のスタッフと仕事をしながら感じたこと、心掛けていること、身に付けたことなどについて話しています。前回はそもそもグローバルとは何か、そして、手を挙げない日本人、手を挙げる日本人について話しました。
インターネットがもたらした新しい世界
わたしは現在仕事をしながら、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科で学んでいますが、英語で行われる留学生たちとの授業をいくつか受講しており、その中に「Global Society(グローバル社会)」という科目があります。
そこで毎回議論するのが、インターネットとグローバル化の話。わたし自身はインターネットの専門家ではなく、それほど詳しいわけではありませんが、インターネットによって情報の流通が一気に進んだことはグローバル化を進めた大きな要因になっていると思います。
先日IMF(国際通貨基金)のGeneral Manager(専務理事)Christine Lagarde氏が大学で講演し、話を聞く機会がありました。1445年にヨハネス・グーテンベルクが印刷技術を発明して世の中に大きな変化をもたらしましたが、インターネットはそれと同じくらい大きな衝撃を与えていると言います。以前は海外に手紙を送るとなると5~7日はかかっていましたが、今は瞬時に送れ、コミュニケーションのスピードが格段に速まったといえます。
「Global Society」の授業で議論したのは、そのスピードによってどんな影響があったかということ。教育の現場ではSkypeを使って世界中の人とつながりながら一緒に勉強をしたり、YouTubeではオーケストラのオーディションが開催され、世界中の人がネットを通してオーディションに参加できるようになっています。実際にオーケストラも結成されました。
ただ、一方で、情報のスピードが速すぎて、すぐに忘れ去られてしまうという課題にも直面しています。ジャーナリズムがインターネットによってどう変わったか、ということを議論したときには、ある学生が、テレビや新聞のニュースなどオールドメディアでは「今○○から報告します(We are reporting from ○○ now)」となるのに対して、TwitterやFacebookでは「今○○に生きています(We are living in ○○ now)という感覚です」と話していました。
情報には2種類あり、ストックとフローといわれています、ストックは書籍や新聞などの紙媒体やある程度分析や見解を記したブログなども含まれます。一方で、フローはTwitterやFacebookなどのソーシャルメディア。フローの情報が多くなり、そこでは自分が実際に生きている、という考え方です。興味深いですね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
グローバル時代を生き抜くスマートリーダー術
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
2026年版「世界のストリートフード都市ランキング」発表、1位はホーチミン
-
2
50代で退職したらどうなる? 辞めてはいけない4タイプ
-
3
「50 TOP PIZZA WORLD 2026」に東京のピッツェリア2軒がランクイン
-
4
第11回:世界の潮流は「これからのリーダーはEQの高いリーダー」。日本にも根付くか?
-
5
中国人も台湾人も夜遅くまで働いている 日本人だけが「働き方改革」でいいのか
-
6
「自社流」を貫きグローバルシェア10%を目指す――ユニ・チャーム
-
7
「“具体的”であることだけが本当に良いのか?」――「具体と抽象の往復」で考える
-
8
グーグル、AI生成コンテンツの「透かし」検出ツールを一般公開 画像、動画などで識別
-
9
「ウサギとカメ」の本当の教訓とは?――童話の教えを疑ってかかってみると、人生の本質が見えてくる
-
10
ジャズマンや文化人に愛された「新宿DUG」が閉店、マスターに聞くこれから
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー