ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
メンタルヘルスに強いリーダーになる! 簡単な方法(1/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」のバックナンバーへ。
今秋、メンタルヘルスをテーマにした講演を多数担当しました。職場におけるメンタルヘルス問題への関心の高まりを肌で感じています。
今、時代は、メンタルヘルスに強いリーダーを求めています。
11月に発売になりました文庫本『小さなことに落ちこまないこころの使い方』には、日々の行動をちょっとだけ変えるだけで、心が上向きになる方法について書きました。今日は、その中から、メンタルヘルスに強いリーダーになるために役立つポイントを紹介します。
1、仕事上のストレスの原因のトップは、社内の人間関係
厚生労働省の調査によると、「現在の仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスとなっていることがある」と回答した労働者の割合は60%を超えました。そしてなんと、その原因のトップは「職場の人間関係の問題」だそうです。力を合わせて仕事を進めていく仲間が、一番のストレスの原因になってしまっているという恐ろしい現実があります。
2、相談しても解決にならない
一方、前述の調査で「相談できる人がいる」と回答した労働者の割合は90%と、高い結果になりました。相談者には、上司、同僚、家族、が選ばれています。しかし、相談した不安、悩み、ストレスについて、「解消された」と回答した労働者は3割程度で、ずいぶんと低い結果となりました。
せっかく相談したのに、ストレスが解消できない理由のひとつに、相談を受ける側が「こころの使い方が上手ではない」というケースがあります。
- 分かってほしいだけだったのに、お説教された。
- 的外れなアドバイス。
- 古い体験談を自慢された。
- 少しも話をちゃんと聞いてくれなかった。
- 面倒に巻き込まないでくれ、という態度をとられた。
- 他の人たちに、話がゆがんで伝わってしまった。
- 「気にしなければいい」そんな一言で片付けられてしまった。
よかれと思って相談したのに、かえってストレスは増し、関係や状況が悪化しています。
3、まずは、自分の良い状態を保つ
周囲へ良い影響を与えようとするあまり、それがあなたのストレスになってしまっては、元も子もありません。まずは、あなた自身の良い状態をキープすることがなにより大切です。ハーバード大学などを中心に、世界で研究が進む心理学のエッセンスを取り入れて、ほんのちょっと行動を変えてみてください。誰でも次第に、こころを上手に使えるようになっていきます。「こころの使い方」、それは、小さな落ち込む原因が散在している現代社会だからこそ、リーダー自身にとっても、必要不可欠なスキルなのではないでしょうか。
試しにほんのちょっと行動を変えてみると……
- イライラしなくなる。
- 不安が消えて行く。
- スッと会社に行ける。
- 人と関わるのが楽になる。
- なんだか楽しい気分になってくる。
つまり、こころが大丈夫になるのです。ずいぶんと気が楽になりますよ。気楽は無責任とは違います。気を楽に、リラックスした状態で物事に取りかかれると、良いアイディアがひらめきやすくなり、生産性も高まるというおまけまでついてきます。
4、魔法の自問言葉「~してみようかな?」
「こころの使い方」の具体的な例を2つ紹介しましょう。
例えば「何かをはじめる」という場面。「ダイエットするぞ!」「英会話はじめるぞ!」と、はっきりと力強く宣言したほうが、行動が起きやすいという考えもありましたが、米国の心理学者イブラヒム・セナイの調査の結果、「~するぞ」という宣言のかたちで口に出した人よりも、「~してみようかな?」という自問のかたちで口に出した人のほうが、実行に移す可能性が高いことが分かったのです。「自分がしたいからする」という内発的動機づけが働き、実行する可能性が高くなるからだと考えられています。
「お金や名誉などを得る」という外発的動機づけによる行動は、その場限りのものになりやすいという傾向があるのですが、内発的動機づけによる行動は、継続しやすく、人格的な成長につながるとも言われています。
「何かをはじめる」というのは、エネルギーのいる事ですが、「~してみようかな?」と、自問のかたちで口にして、行動を起こしてみてください。それだけで、継続力が高まり、人格的な成長も見込めるのですから、なかなか良い情報ですね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
富士フイルムビジネスイノベーション 初のAI採用、新世代複合機を発売へ 「情報プラットフォーム」に
-
2
なぜ答えが揺れ、堂々と間違えるのか ―― 確率で動く生成AIの正体
-
3
キリンが全社員向け「産後ケア講座」開催 育休取得拡大に対応し、復職まで支援
-
4
「50 TOP PIZZA WORLD 2026」に東京のピッツェリア2軒がランクイン
-
5
Suicaアプリにコード決済「teppay」、10月20日から 上限30万、送金も可
-
6
「仕方ないインシデント」まで全力を尽くせるか - さくらインターネット 江草氏
-
7
Agentic AI時代、企業はいかにリスクをコントロールすべきか――メルカリのAIガバナンスとガードレール実装
-
8
ハイブリッド戦争は日本にとっても他人ごとではない――慶應義塾大学 廣瀬陽子教授
-
9
第15回:メンバーが「やる気」をなくす上司の10の言動。モチベーションアップの前に、社員の意欲低下を防ぐことこそが必要
-
10
なぜコーポレートITはコスト削減率が低いのか――既存産業を再定義することでDXを推進
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー