ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
部下が、やる気がないとイラッとする(2/2 ページ)
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怒ると、疲れる。マニュアルをつくっている間は、疲れない。
感情的になると、非合理的な判断や行動をしてしまいます。理由は簡単です。脳が疲れてくるからです。感情的になると、最初は怒り、次に落ち込みます。怒ることによって、脳のエネルギーを消耗します。
脳がガス欠になると、考えが浮かばなくなって、落ち込むのです。怒ったり、へこんだりすることで、波を生み出します。
例えば、部下が何回言っても同じ間違いを繰り返します。
上司が「何度言ったら分かるんだ」と怒ると、ミスした部下は「2度とこのようなことがないように気をつけます」と言って謝ります。
気をつけなくていいのです。気をつけなくてもミスが起こらないマニュアルをつくるのが、上司の仕事です。
それでもまた同じミスが起こったら、またマニュアルをつくりかえます。「前に書いたマニュアルを徹底しろ」と言うと、感情的になってしまうのです。
「部下はミスをすることもある」と言う上司は、「ミスをしないこと」を期待してイラッとする。部下がミスをすると、上司はイラッとします。
「部下はミスをすることもある」ということは、上司も分かっています。この発想では「部下はミスをしないこともある」という期待感が残ります。「ミスをしないこともあるのにミスをした。どういうこと?」と、イラッとするのです。
感情的にならないためには、「部下は必ずミスをする」という発想に変えます。必ず起こることが起こっただけなら、イラッとすることはありません。
部下のミスを防ぐ仕組みをつくることが、上司の仕事です。
「部下は必ずミスをする」と言うと、性悪説にのっとっているようで、なんとなく冷たく感じます。「冷たいか冷たくないか」の本当の意味は、「感情的になるかならないか」ということです。
最初から「部下は必ずミスをするものだ」という発想でいると、結果、部下に優しく接することができます。
性善説の人のほうが、圧倒的に感情的になりやすいのです。「私は部下を信じています」と言う人は、それが裏切られると、ぶちキレます。
性善説の本当の意味は、「部下はマニュアルをつくると、ミスをしない」「部下は必ずミスをするけど、必ず生まれ変わる」ということです。
ここで「なかなか生まれ変わらないんですけど」と言う人が出てきます。生まれ変わるには時間がかかるのです。
部下は必ず生まれ変われます。
それまで、上司は感情エネルギーを省エネして、継続することが大切です。
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