ヘッドハンターの視点
レジメのポイントと、レジメを書くと見えるかもしれないこと(1/2 ページ)
「ヘッドハンターの視点」のバックナンバーはこちら。
ヘッドハンターがレジメを書いてくれると思っている人がいるようですが、基本的にヘッドハンターはレジメを書いてはくれません。ひな形を用意してくれるヘッドハンティング会社もありますが、ひな形はヘッドハンティング会社のデータベース登録を主目的としているので、応募する企業に送るものとして使うのはあまりお勧めできません。
そもそも転職を考えない限りレジメを書く必要はないので、レジメを書いたことがない人は多いと思います。その上、日本人は自分をPRすることに慣れていない、照れがある、謙遜・謙虚が美徳と考える人も多く、レジメを書くことは得意ではないようです。
ただ、いざ転職となると倍率の高い書類選考を突破しなくては面接に進めないので、レジメはとても重要な役割を果たすことになります。
「会ってくれればわたしの良さを理解してもらえます」という人がいますが、「この人に会ってみたい!」と忙しい担当者に思わせるレジメを書けるかどうかも選考の一部です。実際にレジメでパッとしない人でもお会いすると「この人すごい!」というもったいない日本人はたくさんいます。
ということで、今回はレジメのポイントをいくつかご紹介します。
レジメは長すぎても短すぎてもよくありません。これまでにわたしが受け取った最も短いものはA4半分、最も長いものはバインダーにファイルされた50ページ以上の物でした。どちらも40代前半の人でしたが、A4半分はレジメと言うよりはプロフィール、50ページは自叙伝、残念ながら両方ともレジメとしては適していません。レジメの長さはA4で2,3ページが適当です。最初の2ページで興味をもたれなければ3ページ以降は目を通されない可能性も高いと思って下さい。
学歴、資格、賞罰、特技などを記載する市販の履歴書もレジメですが、第二新卒以上の転職の場合には(特別な特技を持っている人を除いて)履歴書の中で必要なのは最終学歴くらいで、大切なのは職務経歴です。
ところが、職務経歴に責任範囲ばかり記載してしまう人がいます。責任はポジションに対して会社が決めたことなので説明として記載してもかまいませんが、知りたいのは実績です。実績はその人が出した結果で、誰がやったかで違いが出せます。ただ、実績をどう表するかはちょっとコツが必要です。
例えば売上を絶対値で書くとハードウェアとソフトウェアではそもそも価格の桁が違うのでその数字がいいのか悪いのか判断するのは困難です。目標値との比較で「目標に対して100%達成」などと記載することも可能ですが、目標の立て方が企業によってまちまちなので(「クセモノ “On-Target Earnings”」を参照してください)少々疑問が残ります。お勧めは前年または前期比(「前年比120%」など)です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
JR東、磁気乗車券を2027年春に廃止 小型券はQR付き大型券へ、環境負荷軽減
-
2
富士通、新方式の量子コンピューター試作機を世界初開発 ダイヤモンドで計算精度を向上
-
3
AI画像認識で検査効率化、技能継承やロボ自律制御にも活用へ 東芝総合研究所の落合誠所長
-
4
「AI社員」活用、NECは無人部署 DeNAには17体、南場社長「けなげ」と太鼓判
-
5
「ビール化」するサントリー「金麦」、救世主になれるか 10月6日発売 関西で販売強化
-
6
顧客価値創出へのAIの貢献
-
7
「身代金は支払うべきか」――YKK APが7年越しに気付いた経営とセキュリティの視点のギャップ
-
8
鷹は、自らの爪・羽根・くちばしを折ることで、生まれ変わる
-
9
マイケル・ジャクソンはなぜ白い靴下を履いたのか?
-
10
第53回:なぜ、日本企業では「考えるマネジャー」が育たないのか──AI時代、「言われたことは得意だが、課題抽出や提案は苦手」な組織から脱する方法
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー