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今日も208回謝った! でもそれは、チャレンジの証ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)

謝るのは悪いことなのか? 実は謝り上手は出世上手。一流経営者は謝ることで凍った場所を溶かす。

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上司の頭は謝るためにある

 困ったことがあったら上司を上手に使えばいい。上司に「一緒に謝りに行ってもらっていいですか?」と事情を説明しよう。

 それが責任感につながります。上司も「この部下のためならしかたがないな」と思ってくれるはずです。そして、いつの日かあなたが上司になったら謝ればいいのです。

 謝る数の多さは、出世の証です。

 ぜひとも謝りましょう。それが近道です。

謝るべき内容を探せる大人になろう

 謝るのは誰しも嫌です。

 と思うのは大きな間違いです。

 それは大きな間違い。

 ボクは謝るべきことを懸命に探しながら生きています。

 「すみません、先日の事は」

 「すみません、早く着いてしまって」

 「すみません、この店こんでいて」

 と、少しでも変なことがあったら謝ります。

 そうボクのせいかどうかは関係ありません。その事柄について、謝るべきかどうか?真剣に考えてどんどん謝ります。

 すると、世の中の変なこと。不備なこと。仕事上、可笑しいことなど次々と発見があります。

 「このエレベーター遅いな」と思ったら、一緒に乗ったクライアントに「すみません、遅くて」と謝ります。で、「どうしてこのエレベター遅いんだろう?」と調べてみます。するとワイヤー式ではなく、油圧式だったので遅いことが分かりました。

 次回からは「すみません、このエレベーター油圧式で遅いんです」と謝ればいいのです。説明すればいいのです。「原因」「謝罪」「解決」がセットになり出世につながります。ぜひとも。

今日も200回以上謝る

 ボクは毎日200回以上謝ります。数えてみたらそんな数字でした。そして、謝ることはその瞬間に上下関係を構築することができます。

 ボクは上下関係において、常に「下」にまわるのが望ましいと思います。偉い人、会社の社長さんは、優秀な部下を探しています。自分よりも優秀な人を欲しいわけではありません。だったら優秀な部下に成りましょう。そのためにまずは謝ればいいのです。上下関係がハッキリつきます。

 とにかく謝る。

 謝ることは出世の道。

 しかも一流企業のビジネスパーソンは謝るのが非常にうまい。ぜひともそこを探ってください。すると、新たな道が導き出されるはずです。

 まずは、謝る。

 全てはそこから始まります。

 さあ、今日も元気に謝ろう!

著者プロフィール:野呂エイシロウ

1967年愛知県生まれ。愛知工業大学卒。放送作家・戦略的PRコンサルタント。学生時代に「現役の学生」を武器に、電気メーカー、広告代理店との会議に参加。学生向け家電企画の立案・宣伝・PRに携わる。その後、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で放送作家デビュー。『ザ!鉄腕!DASH!!』『奇跡体

験!アンビリバボー』『ズームイン!!SUPER』などに携わる。テレビ局独特の“笑い”にあふれた会議で、話し方や雑談力、提案力を鍛えられる。放送作家としての「番組をおもしろくするネタづくりのノウハウ」をいかし、30歳の時から“戦略的PRコンサルタント”としての仕事をスタート。企業の商品やサービスを一般の人に「おもしろそう!」「欲しい!」と思ってもらうような独自の戦略立案を行っている。これまでに、「SoftBank」「ライフネット生命」「GROUPON」「Expedia」「ギルト・グループ」「hulu」「FolliFollie」「ビズリーチ」「ルクサ」をはじめ、金融機関、自動車会社、アパレルブランド、飲食店など、国内外の企業90社以上があり、“かげの仕掛け人”として活躍している。著書に、『「話のおもしろい人」の法則』(アスコム)、『終わらす技術』『稼ぎが10倍になる「自分」の見せ方・売り出し方』(以上、フォレスト出版)、『毎日○×チェックするだけ!なぜかお金が貯まる手帳術』(集英社)、『プレスリリースはラブレター』(万来舎)、『好かれるのはどっち!?』(総合法令出版)、『ビジネスは、恋愛だと思えば全てうまく行く!」(実業之日本社)


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