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うどんからきゃりーぱみゅぱみゅまで、一発逆転の売る方法!ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)

一生懸命頑張っているのに、なかなか売れない人。あまり頑張っていないのに、なぜか商品が売れている人。その違いは?

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※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

実はマーケティングは、とても楽しい

 このように新たな価値を創り出して、お客さんに価値を提供するための考え方が、マーケティングです。言い換えればマーケティングとは、誰もがお客さんが買う理由を作り出せるようにするための考え方なのです。だからすべてのビジネスパーソンにとって、必ず役立ちます。

 あまり頑張っている感じがしないのになぜか売れている人は、このマーケティングの考え方を理解して実践しているのですね。

 ただ残念なことに、マーケティングを知らずに、ムダな努力をしている人が、世の中にはとても多いのが現実です。その一つの理由は、冒頭で紹介したように、マーケティングを知ろうとしても、世にある多くのマーケティングの本が、立派だけれども難しい解説書が多いからではないでしょうか。

 本当はマーケティングで必要なことは、とてもシンプルで分かりやすく、面白いものですし、ちょっとしたコツをつかめば、すぐに理解できるものなのです。

 そこで、「身近な疑問から始めて、楽しみながらマーケティング理論がいつの間にか自然と分かるような本があるといいな」と考えて、『これ、いったいどうやったら売れるんですか?身近な疑問からはじめるマーケティングを書きました。

 帯に「うどんからきゃりーぱみゅぱみゅまで」と書かれているように、皆さんの身近にある分かりやすい事例をエッセイ風に取り上げました。例えば……

  • 腕時計をする人は少ないのになぜ腕時計のCMは増えているのか?
  • 人はベンツを買った後どうしてベンツの広告を見てしまうのか
  • 雪の北海道でマンゴーを育てる?
  • あの行列のプリン屋が赤字の理由
  • なぜセブンの隣にセブンがあるのか?
  • 女性の太った財布には、何が入っているのか? はなまるうどんのプロモーション戦略
  • きゃりーぱみゅぱみゅは、なぜブレイクしたのか? キャズム理論の実践
  • 古本屋がふつうの本屋より儲かる理由

 これらはマーケティングの考え方で掘り下げると、ちゃんと答えがあるのです。薄い新書なので、全部じっくり読んでも2時間程度。楽しくサクサクと読みながら、マーケティングのキモを、身につけることができます。

 紹介した時計に関するさらに詳しい話は、ネットで立ち読みできます。もしご興味があればご覧下さい。

 本書を通してマーケティングを知ることで、あなたの人生をさらに豊かにしていただければ、と願っています。

著者プロフィール:永井 孝尚(ながい たかひさ)

マーケティング戦略アドバイザー

1984年に慶應義塾大学工学部を卒業後、日本IBMに入社。製品開発マネージャー、マーケティングマネージャー、人材育成責任者を担当後、2013年に同社を退社して独立。

ウォンツアンドバリュー株式会社を設立して代表取締役に就任。

幅広い企業や団体へ講演やワークショップ研修を実施。さらに執筆、メディア出演などで、多くの人たちにマーケティングの面白さを伝えて続けている。

 主な著書に、シリーズ60万部突破の『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズ、『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』、『そうだ、星を売ろう』(以上KADOKAWA)、『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』(SB新書)など。


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