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村上春樹を聞くタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 大の音楽好きとしての顔も持つ作家、村上春樹。特にジャズやクラシックへの愛情は深く、作家としての人生を歩む前は、東京でピーターキャットという名のジャズバーを経営していたほどです。


Photo: Mark S/Unsplash

 彼の生み出した作品にもその影響は感じられ、小説『ねじまき鳥クロニクル』の冒頭で紹介されているロッシーニの『泥棒カササギ』や、ジャズミュージシャン、スタン・ゲッツのボサノバの曲からタイトルをとった短編小説集『1963/1982年のイパネマ娘』など、音楽が作品と深く結び付いていることは広く知られています。

 そんな村上の音楽観を堪能できるのが、Spotifyにアップされているプレイリスト、「村上春樹のレコードコレクション」です。

 プレイリストにはデビュー作である『風の歌を聴け』から最新作『騎士団長殺し』まで、村上の小説の中に登場した全ての曲が収められています。プレイリストを作成したのはSpotifyユーザーのフジキ・マサマロ。村上が過去に公開していたウェブサイト『村上さんのところ』で紹介されていた曲などもフューチャーされています。

 バッハなどのクラシックをジャズ化したミュージシャン、オイゲン・キケロ、モダンジャズを代表するジョン・コルトレーン、チェコの作曲家レオシュ・ヤナーチェクなど、全3442曲が集められており、合計時間は238時間にも及びます。「村上ワールドをとことん堪能したい」という人だけでなく休日のBGMとしてもおすすめです。

 その他「村上春樹の小説に登場する3442曲がSpotifyに」では、さらに詳しい情報を紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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