ドラッカーに学ぶ、成功する経営チームの作り方

チーム内で話し合う(1/2 ページ)

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適切な決定を導き出すために

 アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスがの言葉はあなたも知っているだろう。「かつてはドッグイヤーと言われたが、いまやマウスイヤーだ。1カ月の意思決定の遅れは7年に匹敵する」犬が人間よりはるかに速いスピードで成長することは周知のとおりだ。

 ドッグイヤーとは、時代が変わりゆく速さを表現するものとして生まれた言葉だ。マウスイヤーはこれまでにも増して、さらに速いスピードで社会が様変わりしていく姿を表現するものとしてベゾスが使った造語である。

 意思決定を間違ってしまえば、何十年分の損になるか計り知れない。しかし、意思決定のスピードを重視するあまり、正確性を損ねるのはさらに危険だ。ベゾスは、スピードが大事とは言ったが話し合わなくていいとは言っていない。

 適切な意思決定を導き出すために、話し合いは欠かせないのだ。ここで言う話し合いとは、決定する前に検討するということだ。

ドラッカーはこう言っている。

「トップマネジメントチームのメンバーは、自らの担当分野では自ら意思決定を行わなければならない。しかし、ある種の意思決定はチームに保留する必要がある。巨額の投資や人事など重要なことについては決定する前に、トップマネジメントのチーム内で検討しなければならない。」

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この記事の著者

山下淳一郎
山下淳一郎

トップマネジメント株式会社 代表取締役 ドラッカー専門のコンサルタント。コンサルティングファーム出身、上場企業役員を経て、トップマネジメント株式会社を設立。上場企業を始めとして、IT企業の経営チームにドラッカーの理論を活用するコンサルティングを提供している。一般社団法人日本経営協会専任講師、淑徳大学の経営学講師、デジタルハリウッド大学院大学客員教授、ダイヤモンドビジネスタレント派遣講師を務める。著書『ドラッカーに学ぶお客様を幸せにする会社の作り方』(角川フォレスタ)、寄稿に『人材育成の教科書』(ダイヤモンド社)、『企業と人材』、『経済界』、『人事マネジメント』等。

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