ミシュランガイド掲載店のテークアウト：タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

[タイムアウト東京，ITmedia]

　長期の自粛生活により、レストランのテークアウトは日本の飲食業界の主力アイテムとなりました。自粛以前から、東京にはご飯とおかずを合わせた気軽に買えるワインコイン弁当や、鮮魚をたっぷり使った海鮮丼、高価な折詰までさまざまなものがありましたが、今ほどテークアウト需要が高まっている時期はないでしょう。

　ここではビブグルマン含む、ミシュラン東京2020年の星付き店提供のものに限定して紹介します。テークアウトとしてはぜいたく品にも思えますが、トップシェフや予約が取れない店の味を自宅で、部屋着のまま食べられるのはまさに今だけの特典です。食べ手のサポートが飲食店と食材の生産者も支え、緊急事態終息後にまた東京のグルメを楽しめることにもつながります。みんな苦しいなか、発想を切り替えて特別感を楽しんでみてはいかがでしょう。時間を短縮し営業を再開し始めている店もあり、各店の最新情報も併記したので参考にしてください（変更する可能性もあります）。

高級フレンチ

　ナリサワは、青山一丁目の高級フレンチで、ミシュランガイド東京2020年で二つ星を獲得しました。オーナーシェフの成澤由浩（なりさわ・よしひろ）は世界的にも高く評価されている日本のトップシェフの一人です。オンラインストアまたは電話注文で受付。「NARISAWAプレミアムボックス（8種のおまかせ料理）」（各1万5000円）や、単品メニューの「NARISAWA特製 神戸ビーフのハヤシソース （200グラム×3パック）」（各6000円）などを販売中です。「青山一丁目」駅 徒歩4分／営業時間短縮中 火〜日曜12〜15時（L.O.13時）、17〜20時（L.O.18時30分）／月曜定休

イノベーティブフレンチ

　シオは、代々木上原のイノベーティブフレンチ。独創的で美しい料理がグルメや著名人の間で評判の人気店でしたが、自粛要請以降、業界に先駆けてテークアウトを開始し、シェフのレシピ動画もSNSで公開して、さらに話題となっています。ミシュラン東京2020年一つ星を獲得しました。下記の営業時間と並行し、テークアウトも実施。「HEY！ バインミー」（1000円）、「日替わり弁当」（各1500円）などを提供しています。専用の予約フォームから事前予約し、毎日11時45分から店頭で受け取れます。バインミーは当日注文も受けていますが、数量限定なので予約が確実です。「代々木上原」駅 徒歩1分／営業時間短縮中 17時〜（L.O.）20時ごろ／土・日曜・祝日は12時〜14時30分（L.O.）12時30分、17時〜（L.O.）20時ごろ／水曜定休（不定休もあり）

　外苑前にあるカウンタースタイルの高級焼き鳥店、焼鳥今井。バードランド出身の店主が提供する炭火焼き鳥のフルコースと、ワインや純米酒のペアリングが人気の名店です。ミシュラン東京2020年ビブグルマンを獲得しました。テークアウトで名物の親子丼や「やわらかもも肉の焼鳥丼」「炭火焼鳥のまぶし御飯」（各1200円）などを提供しています。直接来店し注文、または電話予約をしておくと確実です。5月25日（月）から夜の営業も再開しているようです。「外苑前」駅 徒歩5分／営業時間短縮中 11時〜（L.O.）14時、17時〜（L.O.）19時／土・日曜定休

　その他、「ミシュランガイド掲載店のテークアウト7選」では、家でぜいたくな気分を楽しめる星付きレストランのテークアウトメニューを紹介しています。

著者プロフィール：タイムアウト東京 編集部

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