ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
「ワクワク会社革命」の裏側(3/3 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
企業価値とは理論ではなく実践である
「企業価値を高める」、というと「理論を勉強すればいい」と多くの方が考えますが、これはまったくの誤解です。企業価値を高めるのなら、一歩を踏み出し具体的に実践しないと意味がありません。実践する中から自分の五感を使って、実際にJカーブの7つのステップを実感として経験することが重要です。
例えば、元従業員が、当時の会社の状況を次のように語ってくれました。「『成果の出ない考え方』にいつまでもしがみついていたので滑稽だった。「古い考え方」の方向性は明らかに間違っていた。この延長に未来はないと分かっていた。だから、変えるしかなかった。何か自分たちが信じられる『新しい考え方』が必要だったのだ」。これは、7つのステップに照らし合わせると、ステップの(1)や(2)の途上で上がってきたコメントです。
あるいは、ある30代後半の若手課長は、振り返って「『あるときから、事業が自分の手のひらにある感じがするようになった』と、語っていた。彼は、それまで会社の事業に自分がなんらかの影響を及ぼせるなどとは夢にも思っていなかった。でも、『自分のやりようによっては、すごいことができるのではないか?』とすっかり考えを変えてしまった。するとたちまち、仕事がおもしろくてしかたなくなったという」。これは、7つのステップに照らし合わせるとステップの(4)や(5)の途上で出てきたコメントでした。
このように、企業価値を高めるとは、実際に一歩を踏み出し歩みながら見えてくる景色を変えていき、結果として数字に結び付ける活動に他なりません。
最後に
自身の会社に照らし合わせて、実際に「Jカーブ効果」を現実のものとして作り出すのに「ワクワク会社革命」がその一助となれば幸いです。
著者プロフィール: 三富正博(みとみ・まさひろ)
株式会社バリュークリエイト・パートナー、公認会計士、米国公認会計士。
慶応義塾大学ビジネススクール講師。1987年青山学院大学卒業後、アーサー・アンダーセン東京事務所に入所。1991年、アメリカに転勤。以降9年間、マーケティング、リスク管理、プロジェクト管理、顧客管理、品質管理、人事・教育、ナレッジ・マネジメントなどの「見えない資産」のマネジメントを実践する。2000年に日本に帰国、ベンチャー企業勤務を経て2001年に株式会社バリュークリエイト設立。企業の経営者に「5つの資産™」と「バリュートライアングル™」を使って企業価値創造の視点からの経営アドバイスや、マネジメントチームの構築、次世代の経営者の育成サポートを行っている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「CISOは1人の経営者たれ」――ログの先の人を思う、LayerX CISO 星氏
-
2
「人間洗濯機」が高齢者施設に 福祉の現場に万博技術導入 人手不足解消や産業成長に期待
-
3
第52回:「管理」する時代は終わった──AI時代、マネジャーに残された本当の仕事とは?
-
4
どの区立中からも通えるオンライン将棋部発足 休日はリアル、プロ級も指導 東京都大田区
-
5
森ビルが挑む、DXを通じた「ヒルズライフ」の充実とコア領域の内製化
-
6
明和電機が愛車で全国47都道府県を駆け巡る、「UMEツアー2026」が開催中
-
7
高島屋・村田善郎社長 挑戦続けるアバンギャルドな百貨店 ベトナムや新型SCに重点投資 My Vision
-
8
「その100時間は、何も生み出していない」――認知科学者・堀田創氏が斬るリーダーの"見えない疲れ"
-
9
ITmedia エグゼクティブ勉強会スケジュール
-
10
なぜコーポレートITはコスト削減率が低いのか――既存産業を再定義することでDXを推進
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー