ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
なぜ、あの動画ばかり再生されるのか? 2014年、動画最前線(2/2 ページ)
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2014年、これから動画プロモーションを始める方法
そこで私がお勧めするのは、いきなり予算をかけたプロモーション動画を作るのではなく、手軽な動画を多数作ってYouTubeに慣れることから始める「スモールスタート」のスタイルです。これまでYouTubeチャンネルを運営していなかった企業であればなおさらです。まずは担当部署の方が動画に慣れること。例えば、イベントのレポートやセミナーの録画動画など、リスクが低く入りやすいところから始める。そのうち、自社ではどんなコンテンツが適正であり、なおかつユーザーに受け入れられるのかが分かってきます。ソーシャルでの反応を肌で感じ、データで検証してから勝負コンテンツの企画をするべきです。
企業プロモーションとは規模が違いますが、私の近著『YouTubeをビジネスに使う本』でも、本の発売に先駆けてプロモーション動画を作りました。これまで多数動画を作ってきましたが、プロモーション目的の動画を作るのは初めてのことでした。結果、広告をかけずにオーガニックのシェアだけで再生回数が5000回を超え、動画につけたアマゾンリンクのクリック率が24.5%、そこから約14%の方が実際に購入し、発売1カ月で4刷となりました。失敗も含め、これまでの経験がなければここまでの結果は出せなかったと思います。
まずは何本か作ってみて、小さくてもいいからヒット動画の感触をつかむ。書籍の中では、そんなスモールスタートの方法を詳しく解説しています。YouTubeがどういう場所か、成功事例、検索対策、そして実際に動画を作るための方法、動画をソーシャルで拡散する方法など、「今後は動画をプロモーションに取り入れたい」と考えている人のために書きました。
これまではテレビCMなどまったく縁がなかった企業でも、YouTube動画なら気軽に始められます。ぜひ参考にしてください。
2014年は動画元年。
動画時代の到来は、これまでほとんどの企業には必要なかった「エンターテインメント力」が求められる時代の到来を意味します。ユーザー視点に立った、共感できるコンテンツやサービス精神に満ちた企業プロモーションは、これからどんどん増えていくでしょうし、そうあってほしいと思います。
著者プロフィール:熊坂仁美
株式会社ソーシャルメディア研究所 代表取締役
慶應義塾大学文学部卒業。
インタビューライターをしていた2010年に渡米しソーシャルメディアの研究を開始。Facebookの先進性に注目し、日本初のFacebookビジネス書『Facebookをビジネスに使う本』を出版、ベストセラーとなる。ほか著書『Facebookを集客に使う本』(ダイヤモンド社)、共著に『Pinterestビジネス講座』(翔泳社)、2014年2月末発売の新刊『YouTubeをビジネスに使う本』(日本経済新聞社)がある。
SNSの専門家として日本経済新聞、朝日新聞、NHK、『ワールドビジネスサテライト』等、メディア取材、出演多数。
2013年より出身地の福島市に拠点を移し、自宅の一室をスタジオに改装、動画コンテンツ研究と実践に取り組んでいる。
2014年4月よりNHKEテレ『趣味DO楽』にデジタルの専門家としてレギュラー出演。
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