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すぐに使える「二項対立」の視点ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)

あなたの意見を通したいときは、対立している相手が問題としている点を解決しなければ前へは進めない。15の視点で捉えてみる。

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二項対立は強力な武器になる

 このように「ものごと」の対立は、ほとんどが大きく分けるとAかBかという「二項対立」に分析できます。この「二項対立」の視点で、今あなたが抱えている「問題」を整理してみてください。整理してみるとあなたの議論にはどこが欠けていたのか、相手の議論の根幹にはどういった視点があるのかが、くっきりと浮かび上がってくるでしょう。これだけではまだ分からないという方。

 本書では、15の視点を、具体例を挙げながら紹介しています。「形式論と実質論」(2)「全体と部分」(10)、「原則論と例外論」(12)、「抽象論と具体論」(13)……などです。15の視点を全部覚える必要はありません。究極的には、「二項対立の視点で考えよう」ということさえ「意識」できれば十分です。「二項対立」を意識するだけで、大きな力になります。ぜひ今すぐ実践してみてください。

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著者プロフィール:木山 泰嗣

弁護士(鳥飼総合法律事務所所属)。横浜生まれ。上智大学法学部卒。専門は国税を相手に課税処分の違法性を主張する「税務訴訟」で、多くの勝訴実績あり(専門書の著書に「税務訴訟の法律実務」などがある)。専門性の高い本業のほかに、執筆業もこなし、単著の合計は9冊を数え、「弁護士が書いた究極の文章術」「小説で読む民事訴訟法」などロングセラー作品を次々と生み出している。「難しいことを、わかりやすく」が執筆のモットー。連載も多数。USENラジオ放送(ビジネス・ステーション)への出演、講演・セミナーなど幅広く活躍している。2010年9月に新刊「弁護士が書いた究極の法律力―口約束では契約は成立しないのか?」を発売した。


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