ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
挨拶ができる人は、会話ができる(1/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」のバックナンバーへ。
「会話が苦手」と言う人も、「挨拶ぐらいはできる」と思っています。
これは勘違いです。
その挨拶が、雑なのです。挨拶をおろそかにして会話をしようとしても、しくじるのです。
市立柏高校の吹奏楽部は、全国でも常にトップクラスです。吹奏楽の練習の前に、まず、挨拶の練習をします。挨拶ができないと、吹奏楽は呼吸が合わないのです。管楽器の基本は呼吸です。呼吸の基本となるのが、挨拶です。
私は「会話のない人は挨拶をしよう」とアドバイスしています。
「会話が苦手」と思っている人はいますが、「挨拶が苦手」と思っている人はいないのです。雑にやっていると、できていないことにも気づきません。会話と違って、挨拶はできなくても認識しにくいのです。
まずは、きちんと挨拶をしてみると、自分がいかにちゃんとできないかが分かります。会話が苦手なのは、その一歩手前の挨拶ができないところに原因があるのです。
挨拶には、10のルールがあります。
挨拶のルール1:自分からするのが、挨拶だ。先にされて返すのは、挨拶ではなく、返事だ。
今日、自分が誰に挨拶をしたかをノートに書き出してみます。その中で、自分からした挨拶に○をつけます。振り返ってみると、自分からした挨拶は1つもないのです。
誰かに「おはようございます」と言われて、「おはようございます」と返します。これは挨拶には入りません。自分から先にするのが挨拶です。
誰かに挨拶されて返すのは、返事です。これは、挨拶にはカウントしません。つまり、挨拶をミスったということです。
挨拶は早押しクイズです。先に押されたら回答権がなくなります。たとえ正解でも、2番目の答えはクイズ番組では正解になりません。ランプがつかないのです。
自分から先に挨拶のできない人は、挨拶ができるとは言えません。会話力のない人も同じです。常に受身で、誰かからされたらしようと思っています。「様子を見よう」という傍観者の姿勢なのです。
会話は、参加することで成り立ちます。出演者がクイズ番組に出ていて一番感じるのは、自分のボタンのライトがまったくつかないことです。早押しに負けるのは、参加意識が弱いからです。テレビを見ている側の気分でクイズ番組に出ていたのです。それでは勝てません。
芸能人のすごさは、出る側の意識でボタンを叩いていることです。TVを見ている意識のまま出ると、遅いのです。TVを見ている人は、「あんなの簡単じゃないか」と思っています。実は、視聴者は、必ずTVで誰かが叩いたあとに答えています。
クイズ番組で一番大切なのは、ボタンを押すことです。挨拶は、ボタンを押すのと同じです。相手に声をかけられる前に声をかけます。人数を増やす必要はありません。今まで先に声をかけられていた人に、自分から声をかけるだけで変わってくるのです。
挨拶のルール2:挨拶は、声を出してする。
「ちゃんと挨拶をしています」と言う人のほとんどは、声が出ていません。「心の中でしています」とか「小さい声で言っています」と言いますが、そんなものは挨拶に入らないのです。
相手が気づくような大きな声を出してするのが、挨拶です。
会話の苦手な人も、自分の中では会話が成立しているのです。それは相手に通じません。会話も挨拶も、自己満足ではなく、相手に届くことが大切です。会釈とか目礼では、届かないのです。
声に出した挨拶に○をつけてもらうと、ノートに書いた挨拶はもっと減って、ほぼ消えてしまいます。会話も同じです。まず、声に出すことです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「CISOは1人の経営者たれ」――ログの先の人を思う、LayerX CISO 星氏
-
2
「人間洗濯機」が高齢者施設に 福祉の現場に万博技術導入 人手不足解消や産業成長に期待
-
3
第52回:「管理」する時代は終わった──AI時代、マネジャーに残された本当の仕事とは?
-
4
どの区立中からも通えるオンライン将棋部発足 休日はリアル、プロ級も指導 東京都大田区
-
5
森ビルが挑む、DXを通じた「ヒルズライフ」の充実とコア領域の内製化
-
6
明和電機が愛車で全国47都道府県を駆け巡る、「UMEツアー2026」が開催中
-
7
高島屋・村田善郎社長 挑戦続けるアバンギャルドな百貨店 ベトナムや新型SCに重点投資 My Vision
-
8
「その100時間は、何も生み出していない」――認知科学者・堀田創氏が斬るリーダーの"見えない疲れ"
-
9
ITmedia エグゼクティブ勉強会スケジュール
-
10
なぜコーポレートITはコスト削減率が低いのか――既存産業を再定義することでDXを推進
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー