うまくいく人とうまくいかない人の違いとは?:ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)
怒り、嫉み、羨み、蔑み……などの悪感情をどのように処理しているか? それが、うまくいく人といかない人の違いを生み出す。
というように、不快さに留まる選択をすることは現実面だけでなく、運命という流れにおいてもうまくいかない流れを作り出して行くのです。不快でいることのデメリットは、実はとても大きいのです。
そして、うまくいく人とは、この不快だと意味づけするマインドのデータが少ないか、もしくは悪感情を上手にスルーするスキルを持っている傾向にあります。つまり自分の悪感情に長く囚われないことがうまくいく人の特徴なのです。
出来事というものは本来であれば、そこで学ぶべきものを学び、得るものを得てしまえば終息へと向かい、さらに、未来において同じような出来事に対峙しても意識が反応しなくなります。それが不快だと認識する出来事に対する最善の対応です。
では、どのようにすれば不快な現象から得るべきものを得られるのか、そして、不快と意味づけするデータを減らすにはどうすればいいのかという話になりますが、私達の脳には、トラウマや心の傷、親から引き継いだ価値観などといった現実の出来事に対して快、不快と意味づけするデータが存在します。それは、脳の中で水分子の中に情報として内包され、それが脳細胞の中に留まることによって不快な現象を引きよせるのですが、この脳の中に存在する情報は情報として不完全な状態にあり、不完全だからこそ、脳内に留まっているという状態にあります。
その水分子の中にある不完全な情報を完成させることによって快、不快と意味づけするデータを浄化、解放することができるのですが、それはその出来事について納得する結論をつくってあげるという事になります。
具体的には、
- その出来事から本質的な部分で何を学んでいるのか
- そしてそれを手放すことで何を止め、どのように変化するか
- さらにそれを手放すことで何を始め、どのように変化するか
この3つ質問を心を落ち着けながら自分自身にしていきます。
答えは決して一つではなく、複数存在したり、複合的になっていたりします。そうして出てきたいくつかの答えが、この不完全な情報を完成されたものにし、脳の中から浄化、解放されていくのです。このようにして、脳内の不快な感情に意味づけするデータを解放することによってあなたのマインドはよりいっそうクリアになり、現実の流れも良くなっていくでしょう。
これからやってくる時代は、よりいっそう本質を問われる時代となっていきます。表面的ではない、自分の中心からやってくる感覚を大切にした生き方が必要になっていきます。それには、上記のように常に自分らしくありながらも、平和でいられる内面を作っていることが大きな条件となっていくでしよう。
時代に合わせ、自分を変化させていくこともとても大切な事です。ぜひ、魂に沿った生き方をし、人生の流れを良くしていきましょう。
著者プロフィール:佐藤友美
サイキックチャネラー スピリチュアルカウンセラー
高校教諭として13年間公立高校に勤務後、チャネラーとして活動。日本でも数少ないフルトランスチャネリング(完全な無意識状態でのチャネリング)を得意とするサイキックチャネラー。催眠療法、心理療法、西洋神秘学・心理学・脳科学、密教、神道などを修得し、ヒーリング・チャネリング・瞑想・エネルギーワークなどの実践の中から、佐藤文哉とともに【ブロックの解放ワーク(R)】を創始。非常に具体的で現実的なメッセージを伝えるサイキックチャネリングセッションは、経営者や起業家からの信頼も厚く、情報(メッセージ)によって現実を変容させる力を持つ。また、多くの方が潜在能力を開き、幸せと喜びのある人生を送って欲しいという思いからチャネリングスクール、サイキックヒーリングスクールを主宰し、初心者からプロヒーラー、プロチャネラーの養成に力を注いでいる。
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