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「社畜脱走計画」のために知っておかなければならないことビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)

まずは、自分の人生と真剣に向き合ってほしい。「しなきゃいけない」ことではなく「したいこと」を考えてみてはいかがだろうか。

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※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ここで注意しておきたいのが、「副業」といえども「業」である以上、しっかりと「業=経営」について学ばなくてはいけないということだ。つまり、アフィリエイトやネットワークビジネスは初期ユニットとしての資金づくりには良いが、自分の手で「経営」を学ぶにはちとバランスが悪い(当然内容による)のでその点、不動産経営は入門編にピッタリだ。

 リスクとリターンも程良いし、今は不動産投資の経営指南書も山のようにある。とはいえ、長所と短所はやはり存在するのでそれを補うような投資などをうまく組み合わせることが重要だ。不動産賃貸業を起業する人はキャッシュフローがあっても意外に現金が少ない。だから積立型の高利回りの金融商品やETF(Exchange Traded Fund)、インデックスなどが相性が良い。積立型は昨今色んなことを言われているが、海外にはかなり優秀なものも多い。意図的に金融情報貧乏化されている僕らは、逆にそこをしっかりと勉強すればかなり優位に立てる。

 お金を生み出す借金や外貨、為替に対する正しい知識は会社員こそ積極的に勉強すべき項目だ。僕らが主催する「ビリオネアクラブ」(ビリオネアの集まりではなくて、目指す人の集まり)もそういった勉強をしている。僕らが「常識」だと頭から信じ込んでいる事柄を疑い、積極的に情報を獲りに行く者のみが将来の選択肢が増える人生。わが人生を取り戻せる事だけは間違いない。ただ、昨今はフィリピンに限ったことでは全くないが、不動産ブームもあり、詐欺まがいのものや売っている人間の知識不足で結果として詐欺のようになるケースが後を断たない。

 予言しておこう。ここ2〜3年でそういった話を沢山耳にする事になるだろう。僕が知る限り、現地で「マトモに」仕事ができる会社は2社しか知らない。海外弱者である日本人を食い物にする日本人が海外には山ほどいる。まずは彼らの洗礼を受けないように勉強したい。そういった意味では是非僕らのような人間の意見を「参考に」していただければ大部分回避できると思う。

 最後に、「ワガママ」という意味。ワガママな人生というのが僕のテーマだ。ワガママには「悪」や「迷惑」なイメージがあるが、ワガママであることと人様に迷惑をかけるのは全く次元の違う話だ。僕は自分が気持ちよくお酒を飲めれば(基本激弱)いいのだが、自分が気持ちよいためには「周囲の皆が幸せ」じゃないと気持ちよくない。僕のワガママには周囲の幸せが含まれているのだ。是非皆さんも超ワガママな人生を思いっ切り生きてほしい。人生は「今、この瞬間の連続」でしかないことをよく理解してほしい。

著者プロフィール:中島健一

39歳。海外にも拠点を持ち、1年の半分以上をアジアを中心とした海外を飛び回り、多種多様なビジネスを手掛ける。33歳の時に不動産賃貸経営を副業としてスタート。誰も購入しないような物件の再生を得意とする。徒手空拳から複数の法人、団体を創り上げ、現在進行形で人生を拡大。


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