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» 2011年02月10日 09時00分 UPDATE

エーゲ海から風のたより:イズミルの四季とQOL (1/2)

休日を楽しむために仕事を頑張る。発想の転換で毎日の暮らしが満たされる。

[永井 裕久,ITmedia]

 わたしがイズミルに赴任してから間もなく1年がたとうとしている。昨年2月から今年1月にかけて、その四季の移り変わりと人々の暮らし向きを振り返り、東京と比べたイズミルにおけるQOL(生活の質)について考えてみたい。

春の朝食会

 4月の初め、JIKAD(日本イズミル文化友好協会)という非営利団体が主催する朝食会に参加する機会があった。イズミルでは、週末に郊外の田園風レストランでゆっくり取るカフバルティ(KahvaltI:朝食)が盛んである。イズミル周辺のこんな場所に、と思われる海辺や山間部に、素晴らしい隠れ家的なレストランがいくつも点在している。

 朝食といっても午前10時過ぎに始まるので、ブランチと呼んだほうがいい時間帯である。当日の会場は、街の中心地から海沿いに車で30分ほど走った所にある、果樹林に囲まれたオープンエアのレストランであった。メニューは、トルコ朝食の定番である白チーズとオリーブの前菜、トマトときゅうりのサラダ、焼き立てのパン、パンにつけて食べるカイマック(生クリームの一種)と蜂蜜、卵料理とサラミにチャイ(トルコの紅茶)など、テーブルに所狭しに新鮮な料理の数々が並べられる。

Photo1turk1.jpg カフバルティの食卓(写真撮影:Mehmet DULGER)

夏の避暑地

 6月の第2週に入り、小中学校の夏休みが始まるころになると、イズミルの気温は急上昇する。しかし、日陰に入れば日本のような湿気はなく、不快指数は気温に比例するほどではない。この頃になると、エーゲ海沿いの別荘に家族で移動し、親だけが高速道路で車を1時間ほど走らせて街の中心まで通勤する家庭もある。

 別荘に移り住まなくとも、車で1時間も走れば、チェシュメやフォチャといったエーゲ海有数のリゾート地があり、潮風に吹かれながら新鮮な海の幸に舌鼓を打つことができる。エーゲ海の青さと高い透明度は、何度見ても魅せられる。こうしたリゾート地では、定員10名ほどの木製ボートをキャプテン付きでチャーターすることもできる。ボートでいくつかのビーチを回わりながら海水浴を楽しみ、船上では、キャプテンが魚を調理してくれる。手頃に何とも贅沢なクルーズを楽しむことができる。

 また、マンガル(バーベキュー)も人気である。イズミル市内の海岸沿いや、山麓にある公園、キャンプ場へのアクセスは良い。週末ともなれば思い思いの食材を持ってマンガルを楽しむ家族連れや、グループの姿をよく目にする。このように、イズミルでは、夏のアウトドアアクティビティが目白押しである。

Phototurk2.jpg エーゲ海チェシュメ湾の風景(写真撮影:Mehmet DULGER)
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