クラフトビール人気が高まり、最近では大手メーカーが次々と参入したことでコンビニの棚でも高品質なオリジナルビールが多く並ぶようになりました。クラフトビールでビールの美味しさに目覚めた人におすすめしたいのが、ブルワリーパブです。ブルワリーパブとは、端的に言えばビールの醸造と提供を同じ場所で行っていること。品質の劣化が最小限に抑えられたフレッシュなビールが楽しめるのです。知れば知るほど深みにはまる、ディープなビアワールドに案内します。
台東区のブルワリーパブといえば浅草の「カンピオンエール浅草」です。醸造タンクからサーバーへは直接繋がっており、劣化の少ない新鮮なビールが堪能できます。麦芽とホップはすべてイギリス産で、濃厚で炭酸の弱いトラディショナルなブリティッシュエールにこだわっており、常時3〜5種類ほどを揃えています。フルーティーかつしっかりとした味わいが特徴の「WHEAT」や、軽やかで飲みやすい「GOLDEN」など、いずれも主張がありながらクセのない味わいです。
2015年3月のリニューアルでは新たに2階席が増設された「T.Y. HARBOR」。ビールは、カスケードホップの苦味と柑橘系の香りが爽快な「ぺールエール」をはじめ、小麦の味と香りが軽やかなベルギースタイルの「ウィートエール」、インターナショナルビアコンペで金賞を受賞した「IPA」、とろみのなかに深いコクと苦みを楽しめる黒ビール「インペリアルスタウト」、香ばしくも苦みは控えめな「アンバーエール」など、バランス感に優れた銘柄が並びます。
「ヨコハマビアスタンド」は、「横浜ビール」をできたてで楽しめるビアパブ。5種のレギュラービールには、ジャパンブルワーズカップで1位を受賞した「ピルスナー」や、インターナショナルビアコンペで金賞を受賞した「ヴァイツェン」をはじめ、「アルト」、「ペールエール」、「横浜ラガー」を揃えています。エール系が大半を占めるブルワリーパブで、ラガーやピルスナーを味わえるのも貴重です。
その他、「東京、ブルワリーパブ10選」では、代官山、阿佐ヶ谷、押上などにある、さまざまなブルワリーパブを紹介しています。新鮮なクラフトビールをベストコンディションで飲みに、訪れてみてはいかがでしょう。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
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