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夏の風物詩をすするタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 中華料理店の店頭で目にする「冷やし中華はじめました」という文句がお笑い芸人のネタになるほど、冷やし中華というメニューは、日本人にはなじみ深いものです。ところが、いざ美味しい冷やし中華を食べようと思うと、夏季限定メニューのためか情報も少なく、どこで食べればよいのか迷ってしまうもの。今回は、冷やし中華の元祖から、冷やし中華にカテゴライズするべきか迷うような変わり種まで、蒸し暑い東京の夏に食べたい10皿を紹介します。

 自家製麺が人気の新宿にある「麺恋処 いそじ」では、一風変わった「冷やし中華」(940円)が食べられます。通常メニューにも使用される魚介豚骨スープをベースにした、ごまが香る濃厚なたれに加え、麺の上にはシャーベット状の魚介豚骨スープものり冷たさが保たれているのです。中太の自家製麺は、もっちりした食感ながらするすると食べられます。トッピングにもオクラ、大葉、トマト、ヤングコーンなど、夏らしい野菜が並ぶのが目にも鮮やかです。

 ランチタイムはビジネスマンを中心に賑わう有楽町の人気中華料理店「慶楽」では、ゴマだれ仕立ての冷やし中華「芝麻冷麺(ごまだれれいめん)」(1230円)が人気。ごまのまろやかさを残しながらも酸味を効かせたたれは、きりっとした味わいで、しっかりと締められコシのある極細麺がよく絡みます。具材は、海老や蟹ものり豪華だが、なかでも、八角の香るチャーシューが程良いアクセントを添えている一皿です。

 贅沢にいきたいときは、ホテルオークラの「桃花林」へ。「五目冷やしそば」(2160円+サービス料10%)のたれは、ごまと醤油の2種類が用意されており、醤油はほどよい酸味にごま油の香りが食欲をそそります。麺と具材は別皿で供されるのだが、チャーシュー、鶏肉、海老、椎茸、くらげ、キュウリは、どれもカットから味付けに至るまで抜かりがなく、しっかりと冷やされた細麺と調和。単品のほか、飲茶や杏仁豆腐とのセットメニュー(3100円+サービス料10%)も人気です。

 このほかにも、「東京、冷やし中華10選」では、専門店ならではのクオリティ高い冷やし中華を紹介しています。個性豊かな夏限定の美味さを、是非食べ比べてみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集 五十嵐淳

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界35都市に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えのもと、日本の優れたヒト・モノ・コト・コンテンツ・サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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