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» 2011年08月12日 07時00分 UPDATE

人を信じても、仕事は信じるな!:社長は現場へ出て自分の目で確かめよ! (1/3)

真実は時と場所を共有しない限り理解できない。社会の変化、お客さまの要望など 現場へ行って自分の目で確かめなければ本当のことは分からない。

[小山 昇,ITmedia]

「変化する社会」「変化しない社会」の両方を見る

koyamabook.jpg 人を信じても、仕事は信じるな!

 真実は現場にしかない。

 何度も述べている通り、社長はどんどん現場へ出て行かなければなりません。何よりも、自分の目で確かめることが大事です。前にラスベガスの話をしましたが、当然わたしは現地へ行って、自分の目で何度も確かめています。ラスベガスの話を何百回聞いても、実際に見てみなければ本当のことは分からないからです。

 考えてみてください。「あのキャバクラには、ものすごいきれいなおねえちゃんがいる! 」と力説されたところで、自分で見なければ「きれいかどうか」本当のところは分かりません。実際に会ってみたら「なんだ、この程度か」と感じるかもしれないのです。「キャバクラのおねえちゃんが美人かどうか」を見てみなければ分からないのと同じように、ビジネスだって、何だって、現場へ行って自分の目で確かめなければ本当のことは分かりません。

 そもそも真実というのは、時と場所を共有しない限り理解できないものです。わたしは毎年海外へベンチマークをしに行きます。ラスベガスの例でも分かる通り、アメリカでは「変化について」学ぶことができるからです。激動するアメリカ社会や企業のあり方を見ていると、社会が大きく変化しているとき「自分の会社はどうすればいいのか」のヒントを得ることができます。

 しかし、それだけでは不十分です。「変化」について学んだら、「変化しない」についても知る必要があります。このあたりを理解していない社長はけっこういます。変化のスピードが速い時代だと言っても、社会や業界というのはときに停滞するものです。不況になって、世の中の動きが一気にスローダウンすることだってめずらしくありません。

そんなとき、「変化」ばかりを学んだ人は、うまく対処できない。そこでわたしは「変化しない社会」を学ぶためにヨーロッパへ行くわけです。ヨーロッパは歴史も古く、社会や文化が変化しないまま継続していくシステムがあちこちに見受けられます。そんな社会を目の前で見ながら、「変化しない時期に、会社がやるべきこと」について考える。

 どうせ現場を見に行くなら、「変化する社会」と「変化しない社会」の両方を見ることが大切です。

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