昨年の12月に戸越銀座商店街にオープンした「solco」は、多彩な塩を扱う専門店です。国内外から仕入れた塩の数は39種類。オーナーの田中さんは理系出身で、味の作用を分析しながら、食材との相性を念頭におきつつセレクトしています。塩を詰めているボトルが試験管だったり、塩の結晶サンプルにシャーレを使ったりと、ディスプレイも理系出身ならではのアイデアが光ります。
イートインも可能な同店では、おにぎり(塩抜き)やコロッケを片手に、全種類の塩をふりかけながら試食することができます。人気を集めているのは、「カレー塩」と「白トリュフソルト」。「カレー塩」は同店オリジナルの商品で、コロッケや魚のソテー、野菜炒めなどと相性が良いそうです。「白トリュフソルト」は、蓋を開けた途端に強いガーリック系の香りが漂い、卵料理やサラダなどに振りかけると味にインパクトが出ます。平日はオーガニック食材と塩を使った「ソルコべんとう」も販売しており、ランチに良さそうです。
当初は女性客をターゲットに見据えていたものの、意外にも男性客のリピーターが多いそうです。田中さんは塩の魅力について、食材の味に敏感になって食材にもこだわるようになり、味覚が繊細になると自然と食生活もシンプルで健康的になると話してくれました。そういった塩の奥深さに男性も惹かれるのかもしれません。
solcoについての詳しい情報は「おにぎり片手に39種類の塩が味わえる店solcoに行ってきた」で紹介しています。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
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