化粧品大手のコーセーは14日、令和8年上期操業開始予定の化粧品工場「南アルプス工場」向けに、再生可能エネルギーの供給を受けることで山梨県と合意した。
化粧品大手のコーセーは14日、令和8年上期操業開始予定の化粧品工場「南アルプス工場」(山梨県南アルプス市)向けに、再生可能エネルギーの供給を受けることで山梨県と合意した。県営の水力発電所でつくられた電力と、太陽光発電の電力で水を電気分解してつくる「グリーン水素」を活用し、二酸化炭素(CO2)排出削減を進めていく。
同日の山梨県との合意発表で、小林一俊社長は「山梨県のみなさんと水素利活用の拡大などを通し、社会課題を解決する、よきパートナーとして、歩みを進めていきたい」と語った。
南アルプス工場では、電力については建設段階から操業開始後まで、県の水力発電と同工場の太陽光の自家発電というCO2を排出しない電力で全てをまかなう。化粧品の製造に必要な熱を生み出すエネルギーについては、一部を山梨県から調達したグリーン水素を活用する。
同社では将来的には南アルプス工場に、山梨県が開発したグリーン水素発生装置「P2Gシステム」を導入するなどして、完全なエネルギーの地産地消とCO2排出ゼロを達成させたいとしている。
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