搭載する国の情報収集衛星レーダー8号機を予定通り分離し、打ち上げは成功した。
日本の主力大型ロケット「H2A」49号機が26日午後2時24分20秒、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。搭載する国の情報収集衛星レーダー8号機を予定通り分離し、打ち上げは成功した。今年度中の50号機打ち上げで引退が決まっているH2Aは、43機連続の打ち上げ成功となり、改めて高い信頼性を実証した。
打ち上げを統括する三菱重工業の徳永建技師長は26日、種子島宇宙センターで記者会見し「H2Aは残り2機しかなく、失敗は絶対に避けたかった。50号機も成功させて打ち上げ成功率を98.0%に上げ、有終の美を飾りたい」と語った。
平成13年8月に初号機を打ち上げたH2Aは、49機中48機の打ち上げに成功し、現在の打ち上げ成功率は世界最高水準の97.9%。高い信頼性で日本の宇宙開発を支え、名作ロケットと呼ばれてきた。小惑星リュウグウから試料を持ち帰った探査機はやぶさ2も、日本初の月面着陸に成功した探査機スリムも、H2Aが宇宙へ送り出した。
H2Aの引退後、日本の主力大型ロケットの座は、既に3号機まで打ち上げている後継機の「H3」が引き継ぐ。
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