相手の話が分かりにくい、もっと簡潔に説明してほしいと思ったことは誰しもあるだろう。ものごとを整理して、分かりやすく伝える方法として「図」を活用する方法は意外と知られていない。
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
ロジカルシンキング、フレームワーク、クリエイティブシンキングなどビジネスで必要とされる思考力を鍛えるための情報は、世の中にたくさん存在します。でも、それらの本を読んでも「いまひとつ身に付かない」という声をよく聞くのはなぜでしょう? なぜなら、それらの本を読むだけでは、足りないものがあるからです。それは、学んだことを実際にアウトプットして使う技術です。
そこで役に立つのが「図」です。図は考えを実際にアウトプットする(=書いて表現する)技術を鍛えるものです。図を使うようになると、入ってきた情報を簡単に整理し、表現できるようになります。しかも、図はただ「考えを表現する」だけではありません。大変効率的な「考えるためのツール」でもあるのです。
わたしはJPモルガンで内部コンサルタントとして、またボストンコンサルティンググループで、経営コンサルタントとして働いていましたが、コンサルタントはモノゴトを考えるときに日常的に図を使っています。実はいくつかの図のパターンを覚えることで経営コンサルタントの考え方が簡単に身に付けることができるのです。
いったん図を使えるようになると、頭が整理される、仕事が早くなる、効果的に相手に伝えられるなど、さまざまなメリットを感じるようになります。たくさんの情報から要点を素早くつかめるようになるので、例えば会議などでも情報を整理して生産的に議論を進めることができるようになります。
図は問題解決能力も高めます。図を使うことで複雑なことを論理的に整理して考えたり、普段考え付かないようなアイデアを出したりすることが簡単にできるようになるからです。ここでは、図で「問題解決能力を高める」というポイントについて、少し掘り下げて紹介します。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授