三菱化学、太陽光発電を利用したトラック冷房システムを開発

三菱化学は、太陽光発電でトラックの運転室内を冷房するシステムを開発した。アイドリングストップにより、春〜秋の期間で10トントラック1台あたり約460リットルの軽油消費を削減できるという。

» 2009年10月27日 08時15分 公開
[栗田昌宜,環境メディア]

 三菱化学は10月22日、太陽光発電でトラックの運転室内を冷房するシステムを開発したと発表した。同システムを利用することで、猛暑の納品待ち時間でもアイドリングストップができるようになるという。

 同システムは、同社と三菱化学物流および菱化ロジテックが2009年8月に共同で試作し実証実験を行ってきたもので、トラックの荷台の屋根部分に設置するアモルファスシリコン系薄膜太陽電池と、エンジン系統から独立した同システム専用の冷房装置、バッテリー、制御回路で構成される。太陽光発電で冷房機を運転できるため、真夏でもエンジンをかけることなく停車中の運転室内の温度を下げることが可能。これにより、春〜秋の期間で10トントラック1台あたり約 460リットルの軽油消費を削減できるという。また、走行中の冷房エネルギー源を軽油から太陽光発電に切り替えることで、同じ期間で25リットル以上の軽油の消費削減が見込めるとしている。

アモルファスシリコン系薄膜太陽電池を利用したトラック運転室冷房システム アモルファスシリコン系薄膜太陽電池を利用したトラック運転室冷房システム

 同社では真冬の停車時でもエンジンをかけずに運転室内を暖められるよう、暖房への応用も検討中だという。

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