人工知能(AI)を研究対象とする人工知能学会の「第40回人工知能学会全国大会(JSAI2026)」が8日、群馬県高崎市のGメッセ群馬で始まった。全国から大学や企業のAI研究者らが集まり、研究成果を共有し、活発な議論を行っている。オープニングでは、山本一太群馬県知事が、「群馬県はデジタルクリエイティブ産業創出に向かっている。学会の開催を産業発展につなげたい」と挨拶した。大会は12日まで。
AI(人工知能)研究者が全国から集まる「第40回人工知能学会全国大会(JSAI2026)」が8日、群馬県高崎市のGメッセ群馬で始まった。AI分野で日本最大級の学会で、40周年を迎える今年は空前の「AIブーム」の中、過去最多の1397件の発表が行われる。開幕時点での登録者は過去最多の4868人、最終的には昨年を上回る5000人超が参加する見込みで、150を超える企業ブースも出展されている。
冒頭、山本一太群馬県知事が「群馬県はデジタルクリエイティブ産業創出に向かっている。学会の開催を産業発展につなげたい」と挨拶した。
続いて共愛学園前橋国際大の國領二郎副学長が「人工知能とビジネスシステムアーキテクチャの共進化」と題して基調講演した。國領氏は、急速なAIの進化を「文明の転換点」と表現。AIの普及によって生じる問題として、自動運転による事故の責任の所在、データをめぐるユーザー主権などを取り上げ、問題提起した。
AIが社会に及ぼす影響力が大きくなる中、國領氏は研究者としての矜持が重要だと指摘し、「最終的にわれわれの世界をより幸せなものにしていくという志を持って、(社会や研究を)先に進めていければ」と呼びかけた。
JSAI2026はオンラインとのハイブリッド形式で12日まで開かれる。会場では当日参加も受け付ける。一般来場者向けに参加費無料の公開イベントも予定されている。(西山諒)
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