連載
» 2007年09月28日 12時27分 公開

管理工数軽減とスパム削減の「一挙両得改革」総合大学のメールシステム改革(2/2 ページ)

[富永康信(ロビンソン),アイティセレクト]
前のページへ 1|2       

新メールシステム導入タイミングと一致したのは幸運

 「スパムメールについては、ある程度その増加を予測していたのですが、06年のシステムリプレース直前から急に増加し、それが新メールシステムの導入タイミングとぴったり一致したのは幸運でした」と話すのは、駒澤大学の総合情報センターでネットワーク課の係長を務める成田早苗氏。SRAと共同で大学のシステム全体の適合性を検討してきた責任者だ。

駒澤大学 総合情報センター ネットワーク課 係長 成田早苗氏

 また、ユーザー数の増加とともに、メールシステムにさらなる信頼性が必要になってきたと話す分銅氏は、「オープンソース系システムを可能な限り排除し、アプライアンスを選択することで、管理工数の軽減を図ることができました」と評価する。

 「システムがシングルベンダーで提供され、かつ代理店からサポートも受けられることにより、万一障害が発生した場合でも原因がソフトウェアかハードウェアか、OSなのかを切り分けする必要がないのが安心です」(分銅氏)

SRA 分銅淳至氏

 システム再リプレースによるスパム削減の効果について、成田氏は次のように語る。

 「スパム判定の設定は、ユーザー個人に任せていますので検知率に個人差がありますが、高精度な検知とエンドユーザによるジャンクメール管理機能などを生かして、必要なメールが削除されない安心感も、大学としては重要な要素と考えています。ただ、ある先生からは、毎日100件以上もスパムを受け取っていたが、数件まで減ったのでとても助かったという評価をいただきました」

 そして、世の中の内部統制対応やコンプライアンスの高まりを受け、教育の現場でもメールセキュリティ、およびメールアーカイブの必要性が問われ始めるという成田氏は、「今後、大学にふさわしいメールセキュリティポリシーを策定し、それに対応するためのシステム強化も検討しているところです」と述べる。「月刊アイティセレクト」9月号の「業務革新 事例大研究」より)

前のページへ 1|2       

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆