メールアプライアンスに転換した効果について、鈴木氏は改めて次のように語る。
「多数の汎用サーバーでメールを管理していた時は、リソース状況の把握をするにも個々にログインしてコマンドを叩いていましたが、M4000を導入してからはGUIを用いた管理で、リソース状況もグラフ上で確認できるようになり、非常に便利になりました。ただ、ボット被害が拡大することで最も恐れていたのは、メール流量がサーバの限界を超えるのではないかという事態です。再構築したメール環境では、SAN構成が可能になったことで、I/Oのパフォーマンスが非常に高くなり、応答性が飛躍的に向上しました」
メールシステムの環境改善について倉地氏は、「蒲郡市、岐阜市、多治見市、そして豊田市という複数局のドメインを一括でコントロールでき、問題なく稼働するシステムを模索していたところ、ミラポイントが当社の条件や規模にぴったり合ったのは好都合でした。導入時には多くの厳しい注文をしましたが、根気強く対応してくれたCTCエスピーとCTC テクノロジー(CTCグループ)の貢献には感謝しています」と話す。
今後の施策としては、ISPとしての信頼性と品質向上のため、送信者認証への対応を進めていく方針だという。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授