「10年後のデジタル世界」に広がるテクノロジ風景をもっと楽しく散策するには、テクノロジ自体を狭い視野で捉えず、デジタル資産と物理資産の組み合わせから生まれるビジネス成果に目を向けることだ。同じように、企業内での統合からエコシステム内の調和に視点を移すと、探索すべき新たな光景が広がる。
⇒急速な破壊的イノベーションが、製品/サービスの定義作成、創造、実現化に顧客が関与していることと相まって、ダイナミックな潜流を引き起こしている。
⇒現地の文化や雰囲気、そして持続的進化を受け入れる用意のある旅行者にとって、この地は非常に魅力的であり、移住したいと思うに違いない。
⇒産業、業種を問わずあらゆる旅行者は、破壊的イノベーションという新たな波が牽引する豊かな可能性の中で価値と成功を見つけ出せる。
⇒探索したいという意欲さえあれば、誰もがデジタル化の能力、人間の可能性、情報資源の組み合わせの中で新たなる機会を見つけるだろう。
⇒非常に強力なアウトサイド・イン指向がある。
⇒消費者には自分たちが使用するものを共に定義して創造するという役割があるため、消費者の「声と選択」は即座に明白になる。
⇒消費者の関与が価値を決める。消費者は、自分のニーズを満たしてくれたり、野心を実現してくれたり、タスクの完遂を支援してくれたりするものや、求めるバリエーションを実現してくれるものには、割増料金を支払うことを厭わない。
⇒人々は便利な製品やサービスを共同で創造し、進化させ、適応させることに意欲的である。
⇒消費者、設計者、製作者などの、エコシステム全体を構成するリソースが、流動的でダイナミックな共創のために価値機会を中心に形成される。
⇒この地を初めて訪れる人は、イノベーションを組み合わせて新たなイノベーションの波を解き放つプラットフォームを構築できる様を見て衝撃を受ける。例えば、ある十代の若者が作ったシンプルなアプリが数週間のうちに数億人もの人々に使われるようになることもあるが、それはそのアプリが、Facebookなどのソーシャル・プラットフォーム、プラットフォーム (インターネット)上に構築されたプラットフォームの上などに構築されているからである。
⇒この「組み合わせ」という特徴は、テクノロジの指数関数的進歩を加速する。
⇒内部的な企業統合に慣れている来訪者は、これらの新たな組み合わせが持つダイナミクスに最初は戸惑うかもしれないが、通常はすぐに慣れる。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授