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» 2009年07月31日 08時15分 UPDATE

日本流「チーム型マネジメント」:【最終回】チーム型マネジメントの実践 (1/3)

真のグローバル企業になるため、日本企業が目指すチーム型マネジメントについて述べてきた。最終回では具体的な実践方法に迫る。

[岩下仁(Value Associates Inc),ITmedia]

 最終回となる今回は、チーム型マネジメントの実践方法を提案する。

日本流「チーム型マネジメント」の対象範囲 日本流「チーム型マネジメント」の対象範囲

 合意形成による参加型意思決定を特徴とする日本企業の視点から、チーム型マネジメントの構築から導入までを、ステップ1:マネジメントセスメント(課題抽出)ステップ2:あるべきチーム型マネジメント像の策定ステップ3:チーム型マネジメントの導入(範囲・方法の決定)ステップ4:論理的コミュニケーション力の強化ステップ5:チーム型マネジメントの定着化、の5つに分けて紹介する。

 ステップ1〜3、5は、チーム型マネジメントの策定と導入にかかわる作業タスクになる。現状のマネジメントを把握し、チーム型マネジメントの策定と導入、定着化まで進める。ステップ4では、組織メンバーの論理的コミュニケーション力を強化する教育研修とし、ほかのステップと調整を行いながら進める。

 チーム型マネジメントを実践するためには、説明、説得、証明する論理的コミュニケーション力が必須である。骨組みとなるチーム型マネジメントを構想し、メンバーが論理的コミュニケーション力を通して実践することが不可欠である。チーム型マネジメント像の策定と論理的コミュニケーション力の強化とは相互に補完する関係にある。

チーム型マネジメント実践のステップ チーム型マネジメント実践のステップ

ステップ1:マネジメントセスメント(課題抽出)

 海外現地法人におけるマネジメントの把握が出発点である。どのようにチーム型マネジメントを強化していくのか具体的な課題を抽出する。事業単位や機能単位など対象範囲を定め、担当マネジャーやメンバーと討議を行う。内容はどの部門でチーム型マネジメントが必要で、どのように意思決定へのプロセス参加を動機付けできるかである。加えて組織文化やリーダーシップの関係も見極める。

 このマネジメントアセスメントの内容は、現地人材や関係者への論理的コミュニケーションの教育研修とも調整すべきである。論理的コミュニケーション力の研修を先行的に進めた場合、参加者のテーマにチーム型マネジメントを加えると良い。

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