iPadが生み出すマーケティング新戦略
ウイスキーとiPadの組み合わせ アサヒビールのブランディング戦略(1/2 ページ)
後編では、まず当社が今年1月に実施したタブレット端末の利用者実態調査から、iPadによるマーケティング活用の有用性をひも解いていく。
この調査は、2011年1月7日(金)~2011年1月8日(土)にiPadをはじめとするタブレット端末を所有する成人約500人を対象に、タブレット端末上のアプリを活用したマーケティングがユーザーにもたらす効果を知る目的で実施した。
調査によると、タブレット端末上でアプリを活用したマーケティングを実施する企業に「好感を抱く」と答えたユーザーは全体の78.1%に上った(図1)。また「アプリを活用したマーケティングを実施する企業を今後も注目したいか」との質問には84.1%のユーザーが「注目したい」と回答した(図2)。
「企業が提供する面白いアプリや面白いアプリ内広告を友人に伝えたいか」という質問に対しては、76.3%のユーザーが「伝えたい」と回答した(図3)。
アプリを活用したマーケティングを実施する企業に抱くイメージは、「先進的だ」(59.8%)、「時流にのっている」(44.3%)、「遊び心がある」(39.6%)、「クリエイティブだ」(39.2%)、「技術がある」(31.5%)、「グローバルだ」(27.0%)という回答結果となった(図4)。
これらの結果から導き出せるのは、iPadをはじめとしたタブレット端末上のアプリを介したマーケティング活動は、顧客心理に一定のプラス効果をもたらすということである。アプリを介したマーケティングに関して「好感を抱く」「今後も注目したい」というユーザーが大半を占めるということは、顧客のロイヤリティを高めることにも結び付いている。
また調査から分かるように、タブレット端末に顧客との新しいコミュニケーションを積極的に取り入れることで「先進性」のある企業というイメージをもたらしたり、新しい表現を作り出すことで「クリエイティブ」や「遊び心がある」という印象を与えたりすることができる。これはタブレット端末に限らず、デジタルメディア自体が企業イメージを形成する重要なポイントになっていることの表れといえよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「現実にCtrl+Zはない」──フィジカルAI時代に企業が備えるべき新役務「AIスチュワード」とは
-
2
「大企業は一朝一夕には変わらない」 NTTデータ冨安寛氏がAI時代に重視する原理原則
-
3
なぜ答えが揺れ、堂々と間違えるのか ―― 確率で動く生成AIの正体
-
4
イオン、フィジカルAIで物流改革 配送拠点の自動化率5割達成 深刻な人手不足に対応
-
5
「漏洩連絡が来た…」自分の個人情報が流出したら? 二次被害を防ぐ、対処法と日頃の備え
-
6
初心者向けの料理教室、男性受講生が過半数に 家庭での調理頻度も増加
-
7
第2回:DXの教訓、AXの現実
-
8
IT部門発! サービス創出のために断行した全社変革――セブン銀行 相原氏
-
9
草の根でじわじわと変革を進めるプロテリアル、データでビジネスに「手触り感」
-
10
「話を聞いてもらえない」のは、内容のせいとは限らない――伝わる人が押さえる第一印象
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー