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» 2011年10月19日 08時00分 UPDATE

海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点:仕事に持ち込んではいけない行動パターン (1/3)

従業員は労働時間の4分の1、あるいは一日に2時間を同僚との些細な争いに費やしているという。社内のいざこざを少なくして、仕事の効率を上げるには、パターン別にコミュニケーションを取る必要がある。

[エグゼクティブブックサマリー,ITmedia]
エグゼクティブブックサマリー

 この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。

3分で分かる「仕事に持ち込んではいけない行動パターン」の要点

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  • 職場での衝突はよくあることである。ある研究によると、従業員は労働時間の4分の1、あるいは一日に2時間を、同僚との些細な争いに費やしている
  • 育ちを変えることはできないが、自分の振る舞いを変える事はできる
  • 「やり手、反抗者、ぐずぐずした人、道化師、いじめっ子」、など、職場の13種類の行動パターンに注意すること
  • 企業は、バランス、自己表現、ストレス解消、よりよいコミュニケーションを促進することで衝突を和らげる事ができる
  • 「サンコファ・マッピング」は家系を図にし、職場でのパターンを明確にする上で役立つ
  • パターンの変換は、職場での好ましくない状況を再現しロールプレイすることで、その状況に対処するより良い方法を考え出すことから始まる
  • 行動を変えるための6週間の計画を立てること。信頼できる友人に助けを求めること
  • 最終的に、正直で生産的なコミュニケーションは、相手の話を聞く能力にかかっている

この要約書から学べること

  • 職場での行動パターンと育ちの関連性
  • 最も一般的で破壊的なパターンを認識する方法
  • 秩序を乱すパターンを直す方法

本書の推薦コメント

 今日は新しい職場での初日です。あなたは新しい仕事仲間と初めて顔を合わせます。あなたは握手をし、アイコンタクトを取り、にこやかにほほ笑みます。しかし、なぜか直感的に、その中の1人か2人を気に入らないと感じます。彼らといると不快な気持になります。このような経験をしたことがあると思いますが、なぜ、名前すら知らない相手をこのように判断することができるのでしょう?

 療法士でありリーダーシップの専門家であるシルビア・ラフェアは、職場での争いの種は、家庭環境から生まれると考えています。彼女は、子ども時代に形づくられた行動と家族との関係性によって、潜在意識に働きかける期待が生み出され、知らない人を含めた他人にそれを無意識的に投影していると仮定しています。そして、自分の育ちを理解することは、職場の争いを避け、解決するための要だと主張しています。ラフェアの手法は全ての人の共感を呼ぶものではないかもしれませんが、職場の争いや終わりの無い破壊的サイクルを避けたいと願う、管理者、従業員にお勧めします。

 うまく仕事をこなしていこう! そう思いながら日々努力をしているのにもかかわらず、うまくいかない事はありませんか? もちろん、そこにさまざまな障害が発生してくることは仕方のないことだと思います。また、なぜうまく行かないのか? その原因が明確になっているのであればその改善策を取ることもカンタンだと思います。問題なのが、その理由に心当たりがないということです。良かれと思ってやっていたことが全く異なる方向に進んでしまったりすることもよくあることです。

 仕事とは多くの場合、自分1人ではなく、従業員やビジネスパートナー、同僚との協働で行うことがほとんどでしょう。自分1人で行う場合とは異なり、誰か相手と一緒に何かをするということはその人と意思を統一し、同じ方向を向いて進まねば決してゴールにはたどり着きません。同じ様な方向を向いて進んでいるように思えても、実際にはそのスピードや進めかたが異なっていればそれもまた同じ事になってしまいます。大切なのは、「コミュニケーションの取り方」であるとはよく言われることですが、では、そうした事を確実に防止するコミュニケーションとは具体的にどういうものなのでしょうか?

 本書、「仕事に持ち込んではいけない行動パターン」では、職場における従業員(スタッフ)の行動タイプを分析し、それぞれのタイプに相当する人とどのようなコミュニケーションを取るかによって、社内に障害を少なくし仕事をすることができるかが明記されています。

 そのためには自分自身の発想や行動も変えていかねばならないのですが、では、具体的にどのようにしていくことが良いとされているのでしょうか? 順番に見ていきましょう。

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